福建省ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの福建省を紹介します。

毛沢東の若い頃はこんな感じです 福建省への旅〜vol.11

2011/02/24

毛沢東の若い頃。(真ん中)

毛沢東の若い頃。(真ん中)

古田会議旧跡:胡錦濤主席が数年前に来た時の写真

古田会議旧跡:胡錦濤主席が数年前に来た時の写真

中国人民共和国初代国家主席、毛沢東の銅像

中国人民共和国初代国家主席、毛沢東の銅像

毛沢東の肖像画

毛沢東の肖像画

古田会議記念館

古田会議記念館

そして、とうとう私の部屋のドアの前に来て、何か人の名前らしき事を叫びながらドンドンドアを叩く。真夜中なのに。怖かったのでもちろんドアは開けず、そのまま寝ていると、その女性はさらに上の階に上がっていき同じことを繰り返しているようだ。

そして、次の日の朝、早速このことが話題になっていて、何があったか聞いてみたところ、その女性の旦那さんの車がこのホテルの駐車場にあったので、他の女性とここに寝泊まりして浮気していると思ったらしく全ての部屋をノックして探し回っていたとのこと。これが日本だったらすぐにホテルのスタッフが止めに入りますが、ここは何でもありの中国。本当にいい迷惑です。おかげで寝不足。

さて、ツアーも3日目。
広州へ帰る前に国務院重要文化財である「古田会議旧跡」へ行きました。そもそも福建省は、全国でも有名な革命の根拠地であったようで、毛沢東を筆頭に、搶ャ平、劉少奇、周恩来、朱徳などの中国革命家達が活躍された跡がここに残されています。

1929年12月28日・29日には、ここ古田で中国共産党紅軍第四軍の第九回代表大会が開かれたそうで、毛沢東が考案した古田会議決議案がいくつもある案の中から選ばれ、中国共産党の軍隊建設方針が確立されたと言われています。

こちらには、数年前に胡錦濤(こきんとう)主席も立ち寄られたようで、その時の写真があちこちに飾られていました。ここで美味しそうなお餅のようなものを発見!一つ1.5元(約20円)だと言うので食べてみたところ、蒸したばかりで温かくてお餅の中には豚肉や野菜を細かく切って炒めたものが入ってあって、それがもち米とうまい具合に混ざり合ってとっても美味しかったです。

そして、中国人民共和国初代国家主席である「毛沢東」の白く大きな銅像がありました。中国人の方は、毛沢東の前で一礼をし、手を合わせ、そして銅像の周りを一周ゆっくりと回っていましたが、何でもここを一周するとご利益があるとかないとか。古田会議記念館の中は当時の様子が写真や絵などで展示されていたのですが、毛沢東の若い頃ってこんな感じだったんですね。中国共産党とか、軍隊建設とかに全く興味がない私はそんなものばっかり見ていました。

さて、これから広州に帰るのですが、この先バスの運転手が道を間違えて逆方向に高速を走っていたことがわかり、広州に帰り着いたのが何と夜の12時。(バスで約10時間)たったの2泊3日の福建省への旅だったのですが、1週間分くらい旅をしたような、楽しい内容がたっぷりと詰まった良い旅となりました。しつこいようですが、本場の福建炒飯は食べられませんでしたが、福建省にしかない土楼は是非一度は目にしていただきたい素晴らしい世界遺産だと思います。

古田会議記念館情報
住所:龍岩市上杭県古田

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」