- 福建省ってどんな所?
- 中国在住のLiccaさんが驚きの福建省を紹介します。
土楼の中で作られている手作りタバコ 福建省への旅〜vol.7
2011/02/17
福裕楼の中のあちこちでは、タバコが作られていました。
手作りのタバコ。
如昇楼:永定県にある土楼の中で1番小さな土楼
如昇楼の隣には、竹のザルに描かれた素晴らしい土楼の絵があります。
福裕楼のような建築様式である五鳳形の土楼は一番古い土楼の形で、私が見たほとんどのものは丸いタイプの円形の土楼か、長方形や四角形の方形の土楼だったのですが、福裕楼は、永定県最大の府第式方形の土楼で珍しいものなんだそうです。
福裕楼の中に入ってみると、中は3箇所の門があり、格子のようなもので土楼が仕切られており、林家の長男徳山・次男中山・三男仁山がそれぞれ暮らしていたと言われています。中では、手作りの手巻きタバコが売られていました。私はタバコを吸わないので、そのタバコを買って吸っている人に聞いてみたところ、まずくはないが、特別においしいということもないとのことで、微妙なコメントでした。
全ての土楼の共通点は、まず、1階がリビングルーム兼キッチンで、2階が倉庫、そして3階以上が寝室となっていること。そして、土楼の中(中心部)には、祖先や神々を祭る祭祀や、結婚式を行う祖堂が、入り口の門と向かい合うようにして立てられていることです。
続いて向かった先は、「如昇楼」(ルーションロウ)で、前には川が流れています。今のところ如昇楼は、部屋の数が全部で約16部屋と、永定県にある土楼の中で1番小さな土楼だと言われているのですが、それでもちゃんと3階建てで造られており、外観は立派なもの。
これも林家一族が1901年に建てたもので、当主である林高林が壁土を自分で練って約3年で造りあげたと言われており、外から見ると米を計る米升という道具に似ていることから如昇楼と名づけられたそうです。お隣には、竹のザルに描かれた素晴らしい土楼の絵がたくさん飾ってありました。これで、永定客家土楼民俗文化村の見学は終わり。
近くでランチを食べた後は、「振福楼」へ。永定客家土楼民俗文化村からバスで約20分、永定県の下南渓村にある振福楼は、永定客家土楼民俗文化村内にある「振成楼」と似ていることから、この2つの土楼は「姉妹楼」と呼ばれています。外見だけでなく、名前も一文字違いで似ていますよね。
つづく。
永定客家土楼民俗文化村情報
住所:福建省永定県湖坑鎮洪坑村
永定客家土楼公式ウェブサイト:http://www.hakkatulou.com/
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Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」