広東省ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの広東省を紹介します。

空飛ぶ魔法の提灯とは? Shapawan〜vol.4

2011/02/04

空を飛んでいた提灯(ちょうちん)

空を飛んでいた提灯(ちょうちん)

提灯は3枚10元(約13円)

提灯は3枚10元(約13円)

天灯にたくさんのメッセージを書いて飛ばします。

天灯にたくさんのメッセージを書いて飛ばします。

この空飛ぶ提灯のことを中国語では、「天灯」と言うのですが、実はこの天灯は、映画「赤壁(レッドクリフ)」でお馴染みでもある諸葛孔明(金城武が演じた役)が発明したものなんだそうです。三国時代はこの天灯を通信手段として用いていたらしいのですが、今では結婚式、節句などの祈祷儀式の際に使われているようです。

「お金持ちになれますように」とか、「商売繁盛」、「健康でありますように」などお願いことをたくさん書いた天灯を多く見かけました。ある若いカップルの人達は、「永遠に○○を愛している」といった言葉を書いてそれぞれ空へ高く飛ばしていたのですが、女性の方の天灯が途中で落ちてしまってかなりショック状態、私は見てみないふり。

我々は無難に「May peace prevail on earth」(世界人類が平和でありますように)と書き、火を灯し、風に乗せて浮き上げるようなつもりで空へ向かって放つと、タイミングが良かったのか、ぐんぐん空高くあっという間に上昇して行きました。初の天灯は大成功!でも、天灯はいずれ下に落ちますよね。その後のことが気になりませんか?

田んぼや畑や川などに落ちてくれればまだいいのですが、電線に引っ掛かったり、牧場に落ちた天灯の骨組みなどを馬や牛が食べてしまって死んでしまったというような事故が多発しており、海のすぐそばの看板には、大きく「天灯禁止」と書かれていたのですが、そんなのお構いなしにジャンジャン飛ばしていて、日本で行われている灯篭流しにように、川に流すタイプの方が安全かもしれませんね。

次の日は、朝から泳ぎに行って、ランチは昨日行った食材持ち込みOKのお店へ再び行きました。我々が買った食材は、カニと、今回はまってしまった巻貝、そして野菜2品とお気に入りのチャーハンの5品とビール。幸せ〜中国のガイドブック等ではまだ紹介されていないスポットですが、中国にはちゃんと泳げるキレイな海があります。広東省に来られることがあれば、是非Shapawanへ立ち寄られて見てください。

Shapawan情報
住所:広東省陽西県Shapawan
ウェブサイト:http://www.shapawan.cn/ (中国語のみ)

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」