- 広東省ってどんな所?
- 中国在住のLiccaさんが驚きの広東省を紹介します。
初めてお寺で癒された広東省最大級の寺院
2011/01/13
南華禅寺の入り口の門
おっかない顔をした鬼の大きな銅像
天王宝殿
大雄宝殿
慧能禅師の生きている姿そのままの生身仏が、この中に安置されている
丹霞山に、曹渓温泉に、韶関市には、広東省で最大級のスポットがあるのですが、そして忘れていけないスポットがここ!「南華禅寺」という広東省で最大級の寺院!!広東省で1番というより、中国の華南地区で1番だよっと広東人の友人は言っていましたが、そもそもこの南華禅寺は、南朝時代の502年にインド人の高僧である智薬三蔵が建てたもので、「曹渓宝林寺」と言われていたそうで、長〜い長〜い歴史がある寺院なのです。
その後、中国の禅仏教の祖師である第六祖の慧能(えのう)禅師が禅宗を広め、677年に「南華禅寺」に名前が変わったのですが、この南華禅寺から中国全土に広まっていった慧能の弟子達によって、日本の禅宗も始まったと言い伝えられています。そもそもこの禅宗とは、インドから中国大陸に言い伝え成立された仏教の一派のことを言うのですが、禅宗の人々は、誰もがみんな広東省へ来ればお参りに行くようで、東南アジアからたくさんの信者が押しかけてきているそうです。
まず、南華禅寺の入り口の門には、「曹渓」と書かれており、その門をくぐると、おっかない顔をした鬼の大きな銅像が両端にあり、こちらを見下げています。そして中に入ってみると、け・煙たい・・・中国の線香は太くて大きく、それを3本持ってひざまずいてお参りをします。そしてさらに先に進むと、「天王宝殿」があって「大雄宝殿」があるのですが、この大雄宝殿の中には、五百羅漢像(500体羅漢像)や、弥陀・釈迦・薬師の三尊大仏があり、その大仏の大きさが何と!約8メートル!(内部の写真撮影は禁止されているので、外から撮りました)
そして、南華禅寺で1番驚いたことは・・・・
慧能禅師の生きている姿そのままの生身仏が、「祖印重光」の中に安置されているそうで、しかも、ミイラの状態ではなく、生きている前の姿のままだというからびっくり!何でも、慧能禅師の生身仏には、漆(うるし)が塗られているとか。
南華禅寺の広さは結構広くて、中を散策していると、寺院をはじめとして、たくさん巨大な木があったり、緑が広がっていたり、池の中にそびえたっている木の根元には亀がいたり、冷たい湧き水(飲めます)が出ていたりと、初めてお寺で癒された気分を味わったのですが、さすが広東省で最大級を誇る寺院であると頷けるのではないでしょうか。是非広東省へ来ることがあれば、南華禅寺へ!
南華禅寺情報
住所:広東省韶関市曲江区南華禅寺
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Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」