広東省ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの広東省を紹介します。

最近世界自然遺産に登録された天下の奇観

2011/01/09

丹霞山入り口

丹霞山入り口

陽元石

陽元石

広東省の省都である広州市から北方面へバスで約4時間行ったところに韶関市(しょうかんし)がある。実は、この韶関市にある「丹霞山」を主要とする中国丹霞世界遺産が、2010年8月1日にブラジルの首都であるブラジリアで開催されていた世界遺産委員会で、世界自然遺産に登録され、しかも、たまたま登録された同じ日に私は丹霞山に観光で行っていたのですが、帰ってきてテレビで観た時はその偶然に驚いたものです。

何でも中国では、8番目の世界自然遺産とかで、他にも福建省、貴州省など6箇所の国家級風景名勝区が今回登録されていました。丹霞山は、約280平方キロメートルの広さで、広東省の山の中で1番景色がキレイな場所と言われています。

入り口付近には、国家AAAA級観光区、国家風景名勝区、国家地質公園、国家級地質地貌自然保護区、そして世界地質公園に指定されていることが掲げられていました。丹霞山は、赤みかかった岩群がいろんな形をしていたり、大きな断崖の地形が特色で、この地形のことを「丹霞地形」とも呼ばれているのですが、世界中に約1200箇所以上ある丹霞地形の中でも、特に広東省にある丹霞山は、独特で奇異な形をしていたり、種類も多く、たくさんの観光客を魅了していました。

私も魅了された一人で、個性溢れるさまざまな形をした岩群、巨大な岩山、石塀、石柱、断崖などを目の当たりにして、まさか中国の広東省でこんな雄大な自然を感じることができるとは思ってもみませんでした。

おすすめコースが「陽元石観光エリア」と看板に日本語で書いてあり、丹霞山のシンボル的存在でもあるこの陽元石は、高さが28メートル、直径が7メートルの岩石で、雨や風、太陽にさらされながら自然の中で変質し、このように天然の岩石柱ができあがったそうです。ニョキッと天に向かって立っている陽元石のお隣は陽元山で、この風景は、まさに天下の奇観とだけ言われているだけあって、丹霞山の見所の一つとなっています。

丹霞山情報
住所:広東省韶関市仁化県
公式ウェブサイト:http://www.danxiashan.org.cn/

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」