- カラオケ上達したい人必見!プロが教える発声法
- 腹式呼吸法、声に芯を作る方法、声を浸透させる方法、息継ぎの方法、ビブラートを付ける方法、マイクの上手な使い方などプロが教える発声法を紹介します。
音程を安定させる方法
2013/01/04
カラオケファンは、音程が比較的安定している方が多いと思います。やはり「好きこそ物の上手なり」という事で、一般の方より歌う回数が多いからです。プロの歌手でも毎日ボイストレーニングは欠かしません。ステージの或る日には、リハーサルで念入りに声の調整を行います。
カラオケファンの方も、サークルなどで基礎発声を修得すると思いますが、1日30分でも基礎的な練習を持続する事が必要です。音程があまり良くない人には共通点があります。それは、声を引きずった発声をしているからです。
「カラスなぜ鳴くのカラスは山に♪」を子音と母音に分けると、「カアラアアスウ ナアゼエナアクウノオ カアラアスウハアヤアマアニイ」となります。頭の子音、カラスは音程が取れていても、母音のアアアウが動いてしまうのです。人間の声は、無意識の内に次の音に向かって先に動いてしまいます。「カア ラア ア スウ」と区切って子音と母音の音程を統一する練習が必要です。
上がる音程では「しゃくり上げ」と言われ、下がる音程では「しゃくり下げ」と言われています。しゃくりは重要な歌唱技法のひとつですが、無意識に全て使用していると音程が安定しないのです。
練習方法としては、ひとつずつ音を切って発声する方法があります。「カアー、ラアー、アー、スウー」のようにです。子音と母音が動かなくなってきたら、少しずつメロを繋げていきます。
歌詞の出だしで音を探す癖がある方も、音程が安定しません。「カラス、なぜ鳴くの、カラスは山に」の3箇所で息継ぎする場合。先ず、出だしで息継ぎをし「カラス」の「カ」を発声しますが、音程の悪い方は、子音「カ」が音程よりも低く、母音の「アー」で音程を合わせているのです。しかし、音程が合う前に次の音がくるので不安定に聞こえるのです。
本人がまったく意識していない事も多く、矯正するには時間が掛かりますが、必ず安定する方法があります。難しいですが、母音を発声せずに、子音だけの発声で歌う練習です。つまり「カあラああスう、ナあゼえナあクうノお」ではなく、「カ、ラ、ア、ス、ナ、ゼ、ナ、ク、ノ」と細切れ状態で発声します。慣れてきたら逆に母音だけで歌ってみます。「あああう、あえあうお」となります。
つまり、子音と母音を切り離して、其々の音程を安定させてから、ミックスする練習方法です。基本中の基本として、飽きずにゆっくりと繰り返す事が重要です。
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。