モンゴルってどんな所?
日本とモンゴルとの関係、モンゴル人の住居、モンゴルの食事、モンゴルの治安などモンゴルに旅をしたことのあるヤンヤンさんが紹介します。

激寒、そして短い夏の訪れ

2014/06/13

モンゴルは日本よりずっと北に位置するため、冬はとても寒いそうです。大半はステップ気候に属するそうです。

それで、わたしの友人は短い夏に来るよう勧めてくれました。7月頃は、過ごしやすい季節でした。一般に平均気温も17℃ほどだそうです。日本より乾燥しているため、水分の補給には少し気を付けるように言われました。

草原に行くと、どこまでも緑が続きます。そこで馬を乗りに行ってみたり、ゲルを見に行ったり、自然を楽しむのにとてもいい季節です。緑といっても、山の木の緑ではなく、ほとんどが草の緑です。しかもその草も生え出てあまり日がたっていない感じの、背丈が短い芝生のような感じです。その広大な草原を駆け巡るのはなんとも気持ちがいいですよ。このような気持ちがいい時期はモンゴルではわずかだそうです。

現在モンゴルの5分の4は牧草地だそうです。また、モンゴルでも砂漠化が進んでいると言われています。そのためか、所によっては夏に40℃近くまであがるそうです。首都のウランバートルでは、夏にそこまであがることはなく、すごしやすい夏を満喫できます。

一方、冬はというと、マイナス30℃〜40℃。日本では信じられない気温です。だから外に出るときはエスキモーのような恰好をして出かけるそうです。もし、顔にマスクのようなものをしていなければ、鼻を押さえるとペコンペコンと音がしてへこむそうです。そして、鼻が凍傷を起こして、なくなってしまうそうです。鼻がなくなるって?と聞いてみましたが、やっぱり想像がつきませんでした。

モンゴルは、このような極端な気候にあるため農作物は乏しいのですが、多くの家畜がいるので、カシミヤやウールまた毛皮と言ったもの、またそれを加工した製品を多く輸出しています。それと共に、モンゴルには多くの鉱物資源が眠っていると言われて、注目されているようです。今までは内陸部にあり、発掘しても輸送手段がなくあまり手を付けられていませんでしたが、これから輸送手段が発達すれば、モンゴルも一変するかもしれません。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。