- モンゴルってどんな所?
- 日本とモンゴルとの関係、モンゴル人の住居、モンゴルの食事、モンゴルの治安などモンゴルに旅をしたことのあるヤンヤンさんが紹介します。
モンゴルで日本語の先生をしていた友人
2014/06/10
モンゴルでは日本語教育も盛んで、わたしの友人は一時大学で日本語を教えていました。私は、「学校の先生なんてすご〜い」というと、友人は「なんちゃって先生だよ」と言っていました。というのも、始業式が終わると先生たちは職員室に帰ってきて、「○○先生、お疲れさま、さあ、どうぞ」と馬乳酒を勧めてくるのだそうです。まだ勤務時間だってという彼女の言葉もなんのその。みんなガバガバ飲むのだそうです。モンゴル生活にかなり慣れていた友人もさすがにあっけに取られたそうです。
授業は、「あいうえお」と言えば「あいうえお」と、とっても真面目にそして純粋に真似をしてくれるとのこと。生徒はとってもかわいいよ〜と言っていました。ただレベルはそれほど高くなかったそうです。
モンゴルでは教員は安月給の象徴だそうです。離職率も高いそうです。専門性にも欠くためか、全体的に公立の教育レベルは高くありません。
以前は、第二言語はロシア語が必修科目でしたが、1999年より英語が必修科目となりました。教育レベルが高くないことを意識してか、さらに外国語を学ぼうと日本語や韓国語を勉強する子供たちも多いようです。
今は外国語熱はすごいそうです。もちろんモンゴルの中では裕福な人たちは、海外へ子供たちを留学させるそうです。
私の友人は公立で日本語を教えたようですが、私立の学校はとても熱心な所も多いようです。これも、モンゴルでの失業率はまだまだ高く、言語を身に着けることで少しでもいい就職ができるようにという親の願いからきているのでしょう。
日本語教育はもともと1975年モンゴル国立大学の副専攻として日本語コースが設立されたのが始まりです。国際交流基金の調べによると、1990年には66人だった学習者は2003年には9080人まで増加したそうです。その後、2006年には12620人ほどになりましたが、2009年には11604人と約半数になってしまったようです。日本への留学は、国際交流基金の調べでは2009年に1282人と人口比でいえば、世界で一番だそうです。
私も日本にいたとき、某国立大学の周辺で何人かモンゴル人に会いました。彼らは、モンゴルの中では裕福な家庭で育ったんでしょうね。
もし、モンゴルに興味があれば日本語教師として住むこともできるかもしれませんね。
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ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。