家庭教師体験記
「家庭教師として生徒に好かれるために」「家庭教師先の両親との関わり」「小学生を教えた時は」「初めての中学生の生徒を持って」「トラブルについて」など家庭教師体験記を紹介します。

家庭教師先の両親との関わり

2014/06/06

家庭教師になって思ったより大変だなと感じたのは、家庭教師先のご両親との関わりですね。家庭に入り込んで勉強を教えるので。塾の講師と違ってご両親とのかかわりが深くなるのは多少仕方がないとは思っていましたが。家庭によって関わりは様々ですが、あまりにかかわりが深くなると面倒なことも多々ありました。

ある中学3年男子の家庭教師をした時のこと
シングルマザーで育てていることもあり母親とはほとんど会うことがありませんでした。夜9時ごろに勉強が終了しますが母親は帰ってくる気配もなし。受験生の男の子が一人で留守番をすることに対し大丈夫なのかと本気で心配になりました。関わり合いがなさ過ぎて心配になったケースですね。

ある小学高学年の女の子の家庭教師をしていた時のこと
家族の目が気になって仕方がなかった。大抵の場合子供の自室で勉強を見るのですが、その子の場合はみんながいるリビングでの勉強。家族の人が気を利かせて退出することもなく常に要るので気になって仕方がなかったですね。勉強を見ているとたまにのぞきに来る父親。先生の大学はどうなの?などと私のことに興味を持つ母親。親しみを持ってくれるのはいいのですが、勉強は静かにさせて欲しいと感じていましたね。

やたらと振舞いたがるご両親
どの家庭でも勉強の合間にお茶やお菓子を運んできてくれます。ケーキのところが多くカロリーの気になる私は本当にお茶だけでいいですからと断っていましたね。夏や冬にはお中元やお歳暮を贈ってくれる家庭も多くありました。中には定期的に食事会を開きたがる家庭も。自宅での手料理の場合もありましたが回らないお寿司屋さんや料亭に招待してくれる家庭も。高級な食事が食べられていいなと、友人たちは羨ましがっていましたが、私にすればかなり窮屈な時間。勉強についてあれこれ聞かれたり私個人のことをあれこれ聞かれるので、美味しい食事もあまり味を感じることはなかったですね。

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ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。