作曲家の舞台裏
「作曲家と演奏家の違いとは?」「作曲家の創作方法」「作曲家の歌唱指導」「作曲家と作詞家どちらが強い?」「作曲家の七つ道具とは?」など作曲家の舞台裏を紹介します。

作曲家の七つ道具とは?

2014/06/05

どんな職業でも七つ道具と呼ばれる必需品がありますね。作曲家の七つ道具には、写譜ペン 五線紙 修正インク パソコン MIDIキーボード シーケンスソフト 収録音響機器上記の七つがあります。

今時、写譜ペンや五線紙は使用しないだろう?と思うかもしれませんが、私は手書きの楽譜をスキャンしてPDFに変換し、作曲データと一緒に送信しています。楽譜作成ソフトの「フィナーレ」が有名ですが、私は温もりを届ける為に手書きにしています。

五線紙は市販ものではなく、私専用に印刷したオリジナルです。二つ折りで左側に楽譜、右側に歌詞を書きます。事務所、住所、作家名、連絡先は印刷済みです。

写譜ペンは、パイロットの高級ペンを1本、見栄をはってレコーディングに持って行きます。楽器店に売っている1本100円の写譜ペンとインク、ペン先を交換できないので買い占めます。楽譜の手書きは細かい作業なので、修正ペンは必需品です。

パソコン・MIDIキーボード・シーケンスソフト・収録音響機器はセットで揃えています。其々に相性があり、プラグインや連動性を考えるとメーカーを統一した方が無難です。

私はウインドウズ95の時から現在まで、ローランドを基本に設定しています。ウインドウズ95の時代はマッキントッシュが殆どでした。取引先の会社からは「ウインドウズで制作してるのは、あなただけですよ」と言われましたが、ネットが普及すれば、必ずウインドウズの時代になると確信していました。

現在の設定は10年前の物ですが、使いやすく現在でも使用しています。
ローランドのMIDI音源 D−90
ローランドのシーケンスソフト CAKEWALK PRO
ローランドのMIDIキーボード M300
ヤマハのスタジオSP
シュアのハンドマイクとコンデンサーマイク
ヤマハのヘッドフォン


他にもマスター編集用のソフトをインストールしていますが、上記で殆どの制作ができます。問題は、毎年のようにバージョンアップされるソフト代ですね。使用しなくても最新バージョンを維持する必要があり、年に8万円ほどかかってしまいます。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。