フィリピン語学留学(英語)・幼児&お母さん編
「幼稚園事情」「学費と教材」「幼稚園のセキュリティ」などフィリピン語学留学・幼児&お母さん編を紹介します。

フィリピン私学付属幼稚園の楽しみ方

2012/10/31

フィリピン私学付属幼稚園は富裕層が多く、教師や保護者の学歴と地位も高いのでマナーとエチケットは上品な方だと思います。ただし、子供には子守やお手伝いさんが付いているので、我がまま、自分勝手、優柔不断と遣りたい放題です。フィリピンの幼稚園では、保護者(ボス)との付き合い方が一番重要になってきます。

保護者との付き合いは、初めにキチンと挨拶をする事が肝心です。私のように見た目で東洋人と判る場合は、自分から積極的にコミュニケーションを取る必要があります。挨拶もしないで知らん顔していると、保護者達は異邦人に対してバリアーを張ってしまうのです。

私は英語よりもフィリピンのタガログ語が得意なので、自己紹介を現地語でしました。

日本から娘と二人できて、こちらで暫くの間暮らすつもりです。私の名前はJack天野、娘の名前はマーシャです。私の仕事は作曲家・ピアニスト・執筆家です。宜しくお願いします。簡単な自己紹介ですが、保護者の全員が握手を求めて名前を教えてくれました。本当にフィリピンはフレンドリーな国ですが、名前は直ぐに忘れてしまいました。物覚えは良い方ですが、フィリピンの名前は一度や二度聞いても覚えられません。

基本的に祭事や行事、そして保護者のミーティング以外教室内に入る事はできません。私を含めて殆どの保護者が、昼時まで外のテラスで待っています。私は何も遣る事が無いので、パソコンを持ち込み執筆の仕事をしていましたが次から次に「何してるんだ?」「なんで此処で仕事してるんだ」「なにを書いているんだ」など質問が多いので止めにしました。

保護者達は、自宅からお菓子と飲み物を持ち寄り刺繍をしています。私にも刺繍を勧めてくれましたが、趣味ではありません。そこで、自宅でできるおやつを持っていく事にしました。先ず市場やモールで売っているサツマイモを買ってきて干し芋を作ったのです。サツマイモが何でフィリピンにあるのか判りませんが多分戦時中に日本軍が伝えたのではないかと思っています。

サツマイモを蒸して縦に切り、数日干すだけと簡単でした。この干し芋は保護者に大好評で、芋を干すなど考えた事もないそうです。女性のお芋好きは世界共通なのかもしれません。サツマイモのメニューは更に広がりサツマイモの唐揚げ、天ぷら、サツマイモの甘辛煮、サツマイモのスティックチップス、石焼いも等々保護者からはミスターポテトマンと呼ばれるようになりバースディパーティーやシーサイドの別荘に招待されるようになっていったのです。

フィリピンの幼稚園では1年で数十回のイベントや祭事がありますから得意技をひとつ持っていると、コミュニケーションの輪が広がり楽しみも倍増します。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。