中国で教えられたこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で教えられたことを紹介します。

中国人の図々しさがいい!

2013/12/11

基本的に中国人は自己主張がかなりはっきりしています。例えば、美容院で髪を切ってもらおうと「こんな髪型にしたいんだけど」と言うと、「それはあなたには似合わないよ」とずばっと言われたり、自分がやりたくないことははっきりと「NO!」と言います。

日本人は相手の態度や表情から察してなるべく角の立たないように話を進めるのが普通ですし、はっきりと意見を言うと受け取る側も傷ついてしまい、円滑なコミュニケーションができません。

ですが、これは外国人が日本人を見た場合によく言われる「曖昧さ」であって、中国人からすれば日本人が一体何を考えているのか分からない、ということになってくるようです。

日本では「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、どんなに親しくてもそこには一線が引かれます。また、良かれと思ってしたことも「大きなお世話」だと言われたりするので、どうしても人に踏み込むのをためらってしまうことが多いです。

しかし中国人は日本人に比べると何でも思ったことをすぐに口にする人が多いです。中国では個人的な質問(例えば給料とか)を初対面で聞いてくる人もいたりして、「なんて失礼なんだろう!」と思うこともありますが、赤ちゃんをベビーカーに乗せていて靴下をはかせていないだけで、通り過ぎる人が何人も「赤ちゃん寒そうよ」と言って来たり、外国人だと分かると「何人なの?」と聞いてきたり、子供を見ると「何歳なの?」と声をかけてきたり、人との関わりがあふれています。

困っていたりトラブルになっている人がいるとだんだん人が集まって、見ている人が口々に意見を言ったりする場面にもよく遭遇します。

特に、子供を連れて外出すると中国では周りの人が子供を見て話しかけてくれるのでリラックスして過ごすことができるのですが、日本では子供が回りに迷惑をかけないかとても気を使わなければいけないので、中国人の図々しさが多少なりとも日本人にあればいいのにな、と思うことも多いです。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。