中国で教えられたこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で教えられたことを紹介します。

チャイナ的仕事に対する感覚

2013/11/19

中国で生活していると日本人がいかに「仕事中心」に生活をしているかを感じます。日本ではサービス残業は当たり前、有給休暇も全て消化できない、産休明けに職場復帰したら自分の居場所がなくなっていた・・・など、いかに仕事に忠誠心を持つかということが重要で、プライベートよりも仕事を優先させることが当たり前の雰囲気があります。

私も日本で働いていたときには、自分の仕事が終わっていても先輩社員が仕事が終わっていなければ先に退社しずらく、無駄に会社に残っていたりしていました。休みも長期で取ることが難しく、実家に帰省することも海外旅行に行くことも我慢しながらの生活で、「何のために仕事をしているんだろう?」と疑問を持ったことは一度や二度どころではありませんでした。

しかし、中国で生活をしてみると、中国人がいかに自分の時間を大切に使っているかを実感します。

例えば、中国人は日本人のように無駄なサービス残業をすることはほとんどありません。

退勤時間には退社するのが当たり前です。

産休を取ったら当たり前に元の職場に戻ることができます。

有給休暇も充分に消費します。

一昔前までは中国の企業は昼の休憩時間が2時間ありました。例えば休憩時間は銀行が閉まっていたり、デパートに買い物に行っても売り場の人は寝ていたりしたことがありました(笑)。そこまでいくと、「もっと真面目にやってよ!」という気になりますが、中国の人にとっては仕事よりもプライベートの方が重要であるということを感じます。

私の旦那は中国企業で働いていますが、仕事をしっかりやらなければいけないときはもちろんありますが、そうでないときには家庭にしっかり時間を割いてくれて、家族とたくさん時間を過ごすことができています。具体的には、退勤後はすぐに帰宅できるので夜ご飯は家族そろって食べられます。有給休暇をとって年に一度日本と韓国に帰省できます。幼稚園の行事もほとんど参加してもらえます。 もし、旦那が日本企業に勤めていたらなかなかそうはいかないだろうな、と思います。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。