仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

世界中から来るお客さん

2011/04/20

海外からのお客さんを相手にしているお店なので、その客層は国際色豊かでした。ありとあらゆる国からやってくる!かなりユニークでした。

上客はアメリカと日本からのお客さんで、どちらも値切ることなく、大枚はたいて、持ち切れないほどの商品を購入してくれました。お金持ちの国から来ているなぁと実感させられる光景です。

ヨーロッパ系はお店をくるりと見るだけで、購入することはほとんどありませんでした。ウィンドウショッピングという感じ?

一番にぎやかなのは中国系のお客さんで、団体でやって来てとにかく散らかす散らかす!ぐっちゃぐちゃ。そして、値切り倒して、あんまり買わずに帰っていくのです。最初は、「ったく、もう!なんなのよ」と思っていましたが、そのうち、暇な時のいい気分転換というか刺激にはなるようになりました!?

今でも覚えているのが、中国の人が口をそろえて言うセリフです。「ゆう、めい、たぁとぅ?」・・・わたしにはそう聞こえました。最初はちんぷんかんぷんだったのですが、きっと値切られているに違いないと「NOたぁとぅ!」と返事すると「あぁ」と納得して帰っていきました。いまだにどういう中国語なのか定かではないけれど、頭から消えない!

韓国の人も団体で来るのは変わらないのですが、最初にツアーガイドのような人が入ってきて「コミッション」交渉をするのです。わたしのところは一切コミッションを支払わないオーナーだったため、「払わないよ」と答えると、物欲しそうにしているお客さんをガイドが強制的に引っ張って出ていくというパターンがほとんどでした。

インド系のお客さんは団体ではなく家族で来るのですが、ゆっくりとじっくりと値切ります。それもお店で一番安い商品を根気よく、ていねいに値切られます。たぶん、海外旅行できるんだから国ではかなり裕福なんだろうけど、それでもこっちの物価はインドより高いのでしょう。そんな雰囲気が伝わってきて、つい根負けというか、情がわいて値引いてしまう人たちでした。

一日にいろんな国の人と接することができる、かなり楽しい経験ができました。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。