仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

お給料はどのくらい?

2011/04/17

わたしが初めて採用された時の時給は、平日8.5ドル(現レートで530円くらい)、土日祝日が11ドル(690円くらい)という条件でした。

しかし、働き出してすぐに、「おんなじ仕事してるんだから、平日と週末の値段が違うのはおかしい!」とオーナーに抗議し(そんな図々しさや勇気が一体どこにあったのか、今のわたしには謎です…)、いつ働いても、2つの平均値である9.75ドルにしてもらいました。

その後、スタッフが減少し、「以前より、いっぱい働いている!」とまたもや抗議し、10.50ドルにしてもらい、その上、ときどき支給される大入り袋的なボーナスも「2倍分働いている!」と訴えて(その当時人員不足で、必要なスタッフの半分の数でお店を切り盛りしていたので)倍額もらっていたりしました。今思うと、どうやってそんな交渉ができたのか不思議です…若いというのは恐ろしい。

けれど、ニュージーランドでは賃金交渉はごく当り前で、昇給は自分でかけ合うのが一般的ではあるようです。黙っているとずーっと同じお給料のまま。かといって、年がら年じゅう談判するわけではないですけどね。

ところで、今のニュージーランドの最低賃金はたしか12・75ドル、現在のレートで換算すると800円くらいですかね。ずいぶん、値上がりしたものです。日本でスーパーマーケットとかで働くよりもよい金額かも?洋服やお土産などの販売店、ツアーガイドや観光関係でも、アルバイトだろうが正社員だろうが、まずこの最低賃金くらいからの報酬になります。これが宝石とか、高価なものを扱うお店の場合はもっと高くなります。

最近は土日に勤務しても特に給料がアップすることはないようですが、祝日だけは異なり、1.5倍になる法律があります。だから、家族がいない人なんかは、あえて祝日に働きたがることもありますね。有給休暇は年に3週間、でも短期しか働かないアルバイトの場合給与に最初から込みで支払う場合もあるようです。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。