仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

ニュージーランドのファッションセンス?

2011/04/11

わたしの働いていたショップは、いわゆる洋服屋さんでした。といっても流行の最先端をいくようなところではなく、変わることなく愛される?商品を売るお店でした。単にずっと商品が一緒ってことなんですけどね。まぁ、ニュージーランドの場合、たまに流行するものはあるけれど、日本ほどの大きなトレンドの波はありません。どうしても欲しいなんて気持ちにはならず、またほかの人と一緒なのも嫌かもしれませんね。よくいえば、個性的なんでしょう、たぶん。

そんなニュージーランドのファッション界ですが、外国から来た女性たちは、そのセンスの低さに唖然としてしまうようです。何かのファッション系雑誌の中で、カナダから来た編集者がエッセイらしいものをのせていましたが、徹底的に罵倒しまくっていました。「ちょっと、あんたたち、見てらんないわよ。もうちょっとファッションに気を使いなさいよ!女でしょ」という感じ!?

ただ、ニュージーランドでは人口が少なくお店の数もそれほど多くないので価格競争がないのです。特に贅沢品は高価で、衣類や靴なんかはこっちの収入に比べるととても高いのです。だから、そんなにオシャレに気を使えないというのもあるんです。もっと手軽な値段になれば、オシャレになれるんだろうけど。そのため、最初はオシャレだったヨーロッパやアメリカからの移民の人々も、長年暮らしているうちに、だんだんニュージーランドスタイルに変わっていくのです。

北島のオークランドやウェリントンあたりの大都会は少しだけ洗練されていますが、その他の地域はかなりラフです。まぁ、それだけにどんな格好をしていても全然平気なんですけどね。

話がずいぶんそれましたが、わたしのショップではベーシックで超高級品(現地人にしてみれば)を扱っていました。こっちの人が1週間暮らせるくらいの値段の品を、海外から来たお金持ちのみなさんに販売しているようなお店でした(世界の収入格差は大きい!)。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。