農業体験記: 「農業とは」「美味しい野菜の作り方」「害虫について」「収穫から出荷までの流れ」「農業の収益はどのくらいか」など農業体験記を紹介します。

自分の畑はバイキングレストラン

2013/07/23

農業の楽しみは美味しい野菜を食べられる事です。野菜を市場に出した所でたかが知れています。家族全員で農業に取り組んでいる方や、たくさん畑を持っている方なら話は違いますが、私のような小規模農家は野菜だけでは生活は出来ません。近所でも兼業農家の方が多く、本業の片手間に野菜を作る方がほとんでで、農業のみで生活している最近は少なくなりました。

私が野菜を作る理由には新鮮な野菜を食べられる事が楽しみで続けています。家の前には畑があるのですが、何種類もの野菜を作っています。例えばナスを作っている隣ではピーマンを作っていたり、スイカといった風に色々な品種を作っています。

よくキュウリ農家やナス農家というと、ビニールハウスにキュウリやナスを一面に作っていますが、私の家では露地で野菜を作っているので時期の物を作っています。ビニールハウスで作る野菜は時期外れの物を作るので色々大変ですが、露地野菜は手間もかからず簡単に作る事が出来ます。

特に夏になると色々な野菜が出来るので畑がバイキングレストランのような光景になります。スイカもその場で割って食べても良いですし、その場で味噌を付けて食べるキュウリは最高です。新鮮な野菜はステーキよりも美味しく、野菜嫌いな人が居るなら是非新鮮な野菜を食べて欲しいです。

野菜は一年中摂れますが冬はやはり作れる物が限られます。特に霜は野菜の天敵なので冬場は野菜を植えず、土を作るようにします。土地作りは野菜を作る上で重要で、土が枯れていたら作物も育ちません。肥料を混ぜたり、耕す事で土を活性化させます。知らない方ですと畑があれば野菜が作れると思っている方も居るようですが、栄養が無ければ何も出来ません。冬は休んで春に向けての準備期間です。

今予定している野菜はジャガイモです。植えるのはまだ先ですが、ジャガイモは一年中使う野菜なので春先に向けて植える準備をしています。ジャガイモの種類には紫色しているジャガイモや甘い品種もあるので今から作るのが楽しみですね。

ライタープロフィール

秋山学さん／男性／年齢：30代／群馬県在住／ライター歴約９年位です。今までに男女問わずライターをさせていただき、ジャンルを問わないライターを心がけています。