タイのおすすめスポット
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タイの旅はやっぱりここから始まる―カオサン通り

2014/08/11

旅行が好きな方なら、1度はバンコクのカオサン通りの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。世界中からバックパッカーが集まる場所として有名なこの通りは、1960年代-70年代には旅行者の重要な情報交換の場所で、怪しい旅行会社やゲストハウスが立ち並び、アングラな雰囲気だったということですが、現在ではきれいなゲストハウス、レストラン、バーなどで埋め尽くされています。

バンコクから旅をスタートするにしても、東南アジアの旅の中継地点として立ち寄るにしても、旅に必要なものを買うにはとても便利な場所です。例えばわたしはタイの離島コ・タオに行くのに水着を持っていなかったため、カオサン通りで水着を買いました。大体500-600バーツ(約1500−1800円)も出せばとてもかわいい水着が買えます。

また、夜にはタイフードの屋台が立ち並ぶので、安く食事を済ませたい場合や、店を探すのが面倒なときにもとても便利です。パッタイや目玉焼きの乗った焼き飯などが30バーツ(約90円)ほどで買えます。あとはカオサン通りに何軒かあるセブンイレブンでビールを買えば、立派な夕食になります。

夜に友達とワイワイ飲みたいときにもとても便利な通りです。バーが何軒もあるというのは先に書きましたが、通りに椅子とテーブルだけ出して営業しているモグリバーみたいなお店もあり、そこではカオサン名物バケツカクテルが楽しめます。これは、2リットルくらい入りそうな本物のバケツにタイウィスキーとコーラ、安いウオッカとオレンジジュースなどを入れて混ぜ、ストローを人数分差した豪快なカクテル。悪酔い&二日酔い必至ですが、一度試してみるのもいいと思います。

それから、外せないのは安い航空券やツアーが予約できる旅行会社。東南アジア旅行を現地手配するならカオサン通りが最安と言われています。特に、チェンマイで知り合った長期旅行の日本人に教えてもらった、通称「シークブラザーズの店」がオススメ。こちらはカオサン通りの隣に平行しているアーケードのある通りで、小さな土産物屋が並ぶ中に、各種チケット料金をべたべた貼りだしている店があります。本当にターバンと髭を生やしたシーク教徒の兄弟が店内にどーんと座っているので、すぐに分かると思います。

兄弟は愛想はそんなにないですが、仕事が丁寧で、希望に添った案件をいろいろ提示してくれます。友人はここでベトナム発日本行きの片道航空券を買っていましたが、ネット情報よる2割ほど安かったと喜んでいました。

などなど、カオス具合が楽しく、また旅行にも便利なカオサン通り。特に用事がなくても立ち寄ってみると、何か面白いことが見つかるかもしれませんよ。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。