メキシコシティでアパート探し
「メキシコシティのアパートとは」「アパート情報を得る方法」「アパート内覧で起こったトラブル」「メキシコシティの賃貸相場」などメキシコシティでアパート探しについて紹介します。

ルームメイトの良し悪しを見極めるのは難しい

2018/03/16

メキシコシティで単独でアパートを借りるのは、収入証明書類、保証人のサインなどを集める必要があり、時間も手間もかかって非常に難しいです。しかも家具がない状態で貸し出しているアパートが多いので、家賃と敷金を払って、そのうえ家具も買うとなると膨大な出費になります。

そのため多くの単身者が、あらかじめ住人がいて、何部屋かあるうちの一部屋が空いたアパートに入居する、という形をとります。これだと気軽に入居でき、出るときも気軽だからです。

ただ難しいのは、ルームメイトとの関係。見学に行ったときは、すごく感じが良くてウマが合いそうだったのに、実際に住んでみると相性が悪かった、というのはよくある話です。

わたしが最初に住んだ部屋は、一等地にある大きなアパートで、3部屋ありました。2人のメキシコ人男性が住んでいて、とてもいい人たちではあったのですが、何せそのうち一人がとっかえひっかえ女性を連れ込むわ、夜中に大音量で音楽をかけてパーティするわで、かなりの迷惑者でした。ここは2週間で出ました。

次に住んだのも、閑静な住宅街にあるアパートで、広いテラスやビリヤードテーブルまであり、ぱっと見は完璧でした。そこに住んでいたオーナーのフランス人女性も内覧のときはとてもフレンドリーだったのですが…。

まず、キッチンをみんなが使える綺麗な状態にしておくという考えがなく、いつでも汚れた皿が山積み。わたしの部屋は最上階にあり、インターネットが届かなかったので、入居するまでに手配しておくという約束だったのに、入居から3週間たってもなしのつぶて、という状態でした。それを指摘するとオーナーが「でも忙しかったんだから仕方ないでしょ!」と逆ギレする始末で、そこも3週間ほどで出ました。

2015年2月現在は一時的に一組のカップルと住んでいます。2人ともとてもいい人たちなのですが、ラテン系のノリでキッチンやリビングなどどこでもいちゃいちゃするので、居づらいことこの上ありません。

完璧にウマの合うルームメイトを見つけるのが難しいのは分かっていますが、せめて自分のスペースで快適に穏やかに暮らせるくらいの部屋を見つけたい…と切に願う今日この頃です。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。