バリ島の楽しみ方
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バリ島でヘルシーでスパイシーな庶民の味を楽しめる「ワルン」

2014/10/31

バリ島は言わずと知れたグルメなリゾート地。本格的なフレンチやイタリアン、中華に和食にフュージョン料理。その日の気分に合わせてどんな料理でも選べてしまいます。

でも、毎日レストランで豪華なものばかり食べていると、だんだん飽きがきてしまうと思うんです。それに、昼も夜もきちんとしたレストランで食事をしようと思うと、お財布にもかなりの負担がかかりますよね。

そこでおすすめしたいのが、「ワルン」(インドネシア語で"食堂")でのランチ。ワルンは主にチャンプルー(ご飯におかずを盛りつけたワンプレート)を出していて、小規模で家族経営のことが多いです。午後早めに店を閉めてしまうことが多いので、ランチの時間帯に行ってみましょう。

店構えは質素で、ちょっと入るのに勇気がいるかもしれませんが、観光客だからといって白い目で見られたりはしないので、気軽に入ってみましょう。メニューなどはない店がほとんどです。ショーケースの中に入っているいろんな種類のおかずを指さして、ご飯の盛られたプレートに好きな量だけ盛り付けてもらいます。

おかずは、テンペと呼ばれる固い豆腐を炒めたものや、空芯菜のいためもの、煮付けた卵、バリ人の大好きな豚の角煮など、エキゾチックなものがたくさん。辛い味付けのものが多いので、辛いものが苦手な人はお店の人に「辛くないのはどれですか」と聞いて注文するといいですね。

ショーケース越しにプレートを受けとり、レジで支払います。その際飲み物も注文できます。ワルンではジュルッという、クラッシュゼリーが入ったジュースが人気です。お試しあれ。

どれだけたくさんおかずを盛り付けても、一食大体100円〜150円ほどで済んでしまうので、とても経済的。気軽に美味しい地元の味を堪能できて、言うことなしです。

ただし、ローカルのお店なので衛生状態は保証できません。お腹を壊しやすい人は注意が必要です。バリ島でワルンを見かけたら、是非一度チャレンジしていただきたいです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。