仕事体験記: こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

日本食レストランで働くメリットとは？

2010/06/23

日本食レストランで働くメリットは、やはり「食事付き（賄いともいいます）」ということではないでしょうか。食費が浮く上に、美味しいものが食べれて、しかも私が働いていたレストランでは仕事が終わった後にビールを御馳走してくれました。お寿司やら、お刺身やら、照り焼きチキンやら、天ぷらやら・・・オーストラリアにいながらこんなにも日本食を食べれるとは思ってもみませんでした。

日本にいた頃は包丁すら持ってなく、全く料理をしたことすらなかったのですが、日本食レストランで働くようになって、だんだん料理に興味を持ちはじめた私はキッチンハンドとしても働くようになりました。調理をするのはシェフなので、それまでの過程として料理の仕込みをするのが私の担当で、野菜を切ったり、お米を研いだり、焼き鳥を串にさしたり、牛肉の塊を機械を使ってスライスしたり、ソースやドレッシングを作ったり、時間がある時は食器を洗ったりします。

ウェイトレスの仕事とは全く違い、全てのことが私にとってははじめてのことで、もっと早くしろ！っと怒られたこともしばしば・・・今まで２合以上のお米を炊いたことがない私が２升の米をどうやって洗えばいいのだろうとシャカシャカこすって洗っている姿は何かをお祈りしているようだと、今になっては笑い話なのですが、米の研ぎ方から、包丁の持ち方、野菜の切り方、各種ソースの作り方まで全て教えていただきました。

この経験のおかげで私はこの先、いろんな職場で働くことができたのですが、オーストラリアに来てからというもの、人を通して本当にいろんな体験をさせてもらったし、新しいことをはじめることに対して恐怖を全く感じないようになりました。逆に恐怖に感じることは、新しいことをはじめなくなくなることだと私は思っています。また、失敗しない人というのは、何ごとにも挑戦してないという証拠なので、誰でも最初は初心者という言葉を胸に英語に仕事に失敗しながらもスキルを重ねたおかげで、今の幸せがあると思っています。

ライタープロフィール

Liccaさん／女性／年齢：30代／現在は中国在住／ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その２年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球！いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉：「出合いのよろこび」