仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

寿司と刺身の食べ方を知らないお客さん

2010/06/21

ジャパレスで働きはじめて約2ヶ月経った頃、日本食を食べるのがはじめてだと言うオーストラリア人のお客さんが来ました。何を食べてみたいか聞くと、自分が日本食の中で知っているものと言えば、寿司と刺身だと言うので、メニューにある「SUSHI&SASHIMI」をオーダーして料理を運んだところ・・・びっくりしたような顔で「これは生魚じゃないの?」っと聞いてきた。お箸は使えないと言うのでフォークとナイフを持っていったら、刺身に塩かけてそのまま食べようとたので驚く私。

どうやら刺身のことが何のことやらわかってない様子だったので、のぞきに醤油を入れてあげ、それに漬けて食べるんだよっと身振り手振りでやって教えてあげました。しばらくすると、その方が顔を真っ赤にして何やら苦しい様子で私を呼んでいるので行ってみると、何と!皿の隅に置いてあったワサビをそのまま全部パクッと食べたというではないか!しまった〜!!ワサビのことも知らなかったのか・・・ワサビは一応Wasabiでも通じるのですが、ホースラディッシュっと英語では言います。

このお客さんは、ワサビを寿司の中に入っているアボカドだと思い込んで食べたそうなのですが、それにしても苦しそうで鼻が痛いと言っていました。そりゃ〜生ワサビをそのまま食べれば痛いさ〜お水を持って行ってあげて、今度はお寿司(にぎりと巻き寿司)の食べ方を教えてあげました。のぞきに醤油とワサビを少し入れて、ガリをサーモンのにぎり寿司に乗せて、私の場合は手で食べると話たところ、やはりフォークとナイフでにぎりを食べるのは困難だとわかったのか、手で食べたお客さんは、「これはおいしい!」っと絶賛でした。

刺身の方はサーモンとマグロ以外の白身魚は全く食べていなかったのですが、お寿司はキレイに平らげて「また来るね」と言って10ドルのチップを置いて行かれました。日本の食文化がオーストラリアに広がっていくことはいいことですよね。オーストラリアでは、たくさんの新鮮な美味しい魚が取れるし、はじめて食べたサーモンの味は本当に美味しくってその味を今でも忘れられません。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」