仕事体験記: こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

ジャパレスで働く楽しさ

2010/06/06

日本食レストランでウェイトレスとして働きはじめたのですが、当時の時給はAU$６（日本円にして約５００円）でした。英語が全く話せないでいた私を雇ってくださったわけだし、働きながら英語を学べる状況に私はとても満足していました。しかし、ワーキングホリデービザの場合だと、同じ雇用元で働くことができるのはたったの３ヶ月と決まっています。それ以上働くには、雇用主からスポンサーになってもらい就業ビザを取得しなければいけません。

シドニーにはたくさんのジャパレス（ジャパニーズレストランの略語でシドニーに住む日本人はみんなそう呼んでいます）があり、ジャパレスで働いているウェイター・ウェイトレス・キッチンハンドは、ほとんどがワーキングホリデービザで来豪してきた日本人の若者でした。英語が話すことができれば、もっと仕事の選択肢があったかもしれませんが、やはり英語が得意でない人はジャパレスくらいしか働ける場所はないかと思います。

ジャパレスと言っても、日本人だけしか来ないようなレストランと、オージーのお客さんがたくさん来るレストランとあるのですが、日本人だけしかこないような高くて接待用のレストランとなると現地で働いていても意味がないように思えます。人それぞれいろんな目的を持ってこられているわけなのですが、その目的に合わせて住む所だったり、仕事だったり見つけることが大事だと思います。

私の目的はただ一つ英語を勉強することだったので、オージーのお客さんがたくさん来るレストランで働くことができて良かったと思っています。そして、オージーのお客さんはとてもフレンドリーで、日本のレストランで働いていた時の緊張感が全くありません。「Hello!How are you?」っと店に入ってきて、週末はどうだった？とか、いろんな言葉を話しかけてくれたり、何かするたびに「Thank you!」と言ってくれ、とても仕事をするのが楽しかったです。そして、そこで出合ったオーストラリア人とまさかその後結婚するなんてその時は夢にも思っていませんでした。

ライタープロフィール

Liccaさん／女性／年齢：30代／現在は中国在住／ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その２年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球！いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉：「出合いのよろこび」