初めての作詞入門 初級編
「詩と詞の違い」「タイトルの決め方」「テーマの決め方」「ストーリーの決め方」「歌詞のサビに就いて」など初めての作詞入門を紹介します。

詩と詞の違いとは

2013/01/24

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作詞には、詞と表示する作家と、詩と表示する作家がいます。主に作詩家協会の会員や作詩を専門に行っている作家は「作詩」と表記します。しかし、作曲協会の会員や、作曲・編曲を行う作家は「作詞」と表記します。

むかしの話ですが、某有名作詩家のセミナーに参加した時に、詞と詩の違いに就いて直接聞いた事があります。

講師の先生曰く、「詩は寺の言葉と書いて詩と読む、つまり詩は寺のお経と同じで、歌手はお経を広める坊主とおなじだなあ」と言います。「詞は言葉を司ると書いて詞と読む、歌うという手段を用いて言葉を伝えるから詞だなあ」と言いました。う〜ん!今ひとつハッキリしませんでしたが「なるほど・・」と圧力で納得してしまいました。

その後も詞と詩の違いに就いて、自分なりに考えてみました。詩は自由で一切の制約がありません、詩は活字になり、黙読したり朗読する事ができます。つまり読む事によって目から入り、脳に訴えかけるのが詩で有ると解釈しました。

詞は字脚や番手、そして構成などに制約があり、歌手が歌う事で耳から入り脳に訴えかけます。詞も活字になりますがメロディーが直ぐに浮かんできます、つまり歌い聞かせるのが詞で有ると解釈しました。

ステージで歌手が歌う場合は、テロップがありません。しかし、カラオケにはテロップが画面に流れています。う〜ん?この場合は詞か詩なのかと迷ってしまいますが、余り拘らないのがカラオケかも知れません。ただし、歌詞と自由詩とに分けるとハッキリした違いがあります。

歌詞には、俳句や短歌、そして川柳のように、字数や季語、構成に制約があります。歌謡曲の中には、「五七五」という字数を多用して、言葉を凝縮させる作詞法があります。特に演歌系に多く見られ、言葉の行間と余韻を大切にし、美しい日本語の響きを意識しています。

自由詩は、文字数や行数、番手、構成に一切の制約を設けていません。心のあるがままに、自由で奔放な作品が心に響きます。

近年では、歌詞の中に自由詩の要素を取り込んだラップや字数が合わない作品も多数発表されています。作曲を施し歌手に歌ってもらう事を考えて創作すれば、作詩・作詞に拘らなくても良いと思います。


森田一夫音楽クリニック
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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。

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