中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

これからの日中関係

2013/09/27

日本と中国が国交を回復したのは1972年です。この40年の時間の間に、日本と中国の関係は現実的に切っても切れない関係になったと思います。

北京には「中日友好病院」という、日本の無償経済援助によって作られた病院があります。この病院は私の恩師が講師になる前の商社マン時代に最新の設備を投影し、尽力を尽くして作った病院であるので、私自身は北京でこの病院を目にしたときには特別な感慨がありました。そしてうれしいことに、この病院は1984年に開院してから現在もなお中国人の患者で溢れていて、併設されている国際部には日本人以外の国の人も多く見受けられます。

日中の国交は、中国側の周恩来総理が日本に戦争の賠償金請求をしないと約束したことが、大きく日本側の背中を押して実現したと言われます。そのこともあってか、その後、日本から中国への支援は莫大な額に上るそうです。

北京は特に、この病院のように日本からの援助で作られた施設がたくさん存在します。残念なことに、その事実を多くの中国人や日本人は知らないのですが、私は中国の発展には日本の援助が大きな役割を果たしたと思っています。

そして、今や中国人は私が現地での生活で十分に感じ取ることができるほどに生活レベルが上がり、もはや日本と同じか、それ以上の生活をしている人が多くいます。

日本では大型連休に訪れる中国人観光客から得る経済効果はとても大きいもので、テレビで中国人客が日本でものすごい量の買い物をしている光景が取り上げられているのもよく目にします。ビジネス的に中国との関係がとても重要な人は多いでしょう。中国人にとっての日本人もしかりです。

また、先にも述べた、日中国際カップルやその子供たちも多くいます。中国で暮らす日本人、日本で暮らす中国人もとても多いです。

私は日本と中国が争っても何もいいことはないと思います。(政治的なレベルではあるのだと思いますが)日本人と中国人が、お互いがお互いにとって必要な存在であるということをもっとしっかりと認識して、友好な関係を築いていって欲しいです。また、私もそういう意識をしっかり持って中国人と関わっていきたいと思っています。

関連記事
ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。