中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

中国のバスの乗り方

2013/02/08

北京のバス

北京のバス

中国北京ではバスが通っていない所はないだろうというくらいにたくさん路線バスが走っています。

特に時刻表などはなく、長時間待つこともあれば2台続けて同じ路線のバスが来たりと、中国らしくとてもアバウトです。アバウトと言えば、バス停に待っている人がいなかったりすると、「降りるよ!」と運転手に(大声で)言わなければバス停を素通りされてしまうこともあります。 日本のバスと同じく、前方と真ん中辺りに扉があり、基本的には前方から乗車します。料金が一律のバスでは前方から乗車し、1元(13円)か2元の料金を支払機に入れてから乗車します。

距離によって料金が変わるバスにはお金を徴収する人が一人乗っていて、どこまでか告げると値段を言われるので、お金をその人に渡します。最近は交通カードが便利で、お金をチャージしておくと、割引料金でバスや地下鉄に乗ることができます。

バスのシートは日本のバスと似たような並びになっていますが、シートは日本のあのふかふかしたものではなく、プラスチックの硬いベンチのようないすです。 混んでいることも多い北京のバスですが、空いているバスに乗ったときには座席への座り方のこつがあります。

日本でバスに乗る場合、どういう座席が人気があるでしょう?長時間乗るときなどは特に、一番後ろの窓際に自ら進んで座った経験はないでしょうか?また、2席並びの座席が空いている場合は窓際と通路側のどちらに座りますか?すぐに下りるのでない場合、たいていは窓際に座った経験はありませんか?後に乗って来る人のことを考えれば当然の行動ですよね。

中国の空いているバスに乗ってみると、窓際に座らずに通路側から埋まっていきます。後から人が乗ってきても窓際に詰めることなく、後から乗ってきた人は座りたければ通路側の人を乗り越えて奥の席に座ります。

どうしてだか分かりますか?

中国では後ろの方の奥の席に座った場合に、誰からも見えない所でスリにナイフなどを突きつけられて財布などの貴重品を取られることがあると言います。そのため、死角に座ることはとても危険とされているのです。

混んでいるバスでももちろんスリに注意しなければいけませんが、空いているバスでも注意が必要なのです。中国のバスに乗る際には通路側から座ってみてください。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。