地元の魅力
実はこんな魅力があるんです!地元の人ならではのおすすめを紹介します。

横浜/光の幻想的な世界が魅力、象の鼻パーク

2012/05/11

オシャレでロマンティックなスポットが盛りだくさんの横浜。そんな横浜のおすすめスポットの一つに象の鼻パークがあります。場所としては、横浜・大さん橋のほぼ付け根の辺り、と言えばカンタンかもしれません。段々となった緑の芝が広がり、明るい日差しと爽やかな潮風に包まれながら港・横浜を満喫出来るスポットとして人気です。ところどころ海に面して横一列に並んだ石が置かれています。この石、実はただの石ではないのですよ。往時の護岸のために使用されていたという歴史を刻んだものなのです。もっとも今ではベンチ代わりに座ることもでき、そこでゆっくりと横浜港をながめながら時間をつぶしてもいいですね。

そして、ゆっくりと時間を過ごし、夜の帳が下りる頃になると、それまでとは打って変わった港・横浜の姿が現れます。もちろん独断と偏見、さらには依怙ヒイキも交えて、港・横浜の夜景は日本一かもしれません。象の鼻パークから見る夜景は、まさに絶品といって良いでしょう。小高い丘からは、みなとみらい21や大さんばし、さらには赤レンガや日本大通りなどの夜景が見え、さらに、パーク内では並べられたたくさんのパネルたちが一せいに点灯し、ロマンティックで幻想的な世界を現出するのです。

象の鼻パークは、平成21年6月2日に開園したばかりのまだ新しい公園ですので、横浜の新名所といってもいいかもしれません。横浜開港150周年の記念日に当たるこの日に開園したのは、つまりここが、港・横浜の発祥の地だからです。幕末のころ、度重なる外圧に屈するような形で、当時の幕府は次々と外国との条約を結び、1859年、日米修好通商条約によって開かれた港の一つが、ここ横浜でした。

そして、ここ象の鼻パークの地こそ、アメリカ合衆国のペリー提督が2度目の来日で上陸した場所というわけです。その後、横浜は、諸外国と活発な貿易の中心舞台として発展を遂げていきました。そして、この場所が「象の鼻」と呼ばれるようになったのは、時の推移とともに少しずつ変化してきた堤防の形が、なんとなく象の鼻に似ていたからです。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ