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投資の失敗談／家の中にコオロギが一杯！？

2013/12/30

私の友人にはある投資を行ったせいで、悲惨な目に合った友人A君が居ます。それはコオロギを育成して売るらしく、業者からコオロギのオスとメスを大量に購入していました。インターネットではコオロギ投資と言われているようで、オスとメスを密集させたところに置いて置くと大量に卵が生むので、「ねずみ」ならぬ「コオロギ算式」に増えていくようでした。

コオロギは爬虫類などの餌になるので、爬虫類を飼っている方やペットショップなどで欲しい所が多く、1匹5円位で取引されているようです。丁度友人が始めた時期は「アロワナ」が流行っていた事もあり、アロワナの餌であるコオロギの需要も多い時期だったので、多い時期には10万円ものお金を毎月稼いだ事もあったのですが、アロワナブームも去り、爬虫類も人気が無くなり、コオロギも売れなくなってしまいました。

ブームが去った事で困るのは大量に残ったコオロギです。月に10万円もの稼ぎがあった為、どんどんコオロギを育成していたのですが、売れなくなってしまったので家には大量のコオロギが居り、外に逃がす訳にもいかず、殺すわけにもいかずと困っていました。最終的には無料でペットショップや学校、爬虫類を飼っている方に引き取ってもらったようですが、最後まで責任を持って処分した事は立派だと思います。

投資に失敗して在庫を抱える事はよくある話ですが、生き物の場合には命があるものなので処分に困りますよね。このコオロギ投資の失敗を聞いて以来、「生き物に関わる投資」だけは行わないようにしようと心に決めました。

一時期人気を集めたオオクワガタ養殖やレッドビーシュリンプ養殖といった、いわゆる「先物取引」が人気がありましたが、ブームにはいつか終わりが来るものです。ブームが終わった事で外に逃がせば生態系を崩してしまう恐れがありますし、殺してしまえばいつか罰が当たるかもしれません。ブームを先取りして投資する事は良い事ですが、最後まで責任を持って行う事を頭に入れて行いましょう。

ライタープロフィール

秋山学さん／男性／年齢：30代／群馬県在住／ライター歴約９年位です。今までに男女問わずライターをさせていただき、ジャンルを問わないライターを心がけています。