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投資の失敗談／時期と相場と出荷場所が大事？

2013/12/26

私が人生の失敗の中でも5本の指に入るのでは？と思う程の失敗談があります。それは農業での失敗になります。現在ではある程度収入がある農業ですが、農業をやり始めた時は悲惨でした。初めて農業をやり始めたのは学生の頃でした。畑があり、野菜の育て方もある程度知っていたので、学業の傍ら農業を行っていたのですが、荒れ果てた土地だったので初期投資なども必要でした。

農業をやり始めるにあたって、機械や肥料なども必要でしたし機械を動かすとなると燃料も必要でした。最初の頃は手で行っていた作業も機械を使えば数時間で終わってしまう事もあり、当時あった貯金を全部使い機械類を揃えました。当時学生時代に貯めていた貯金をすべて畑に投資したのですが、見事に回収出来ずに負債になってしまいました。

当時私が作っていた野菜は「ほうれん草」を作って出荷していました。ほうれん草を出荷するには、畑から収穫したら決められたグラムを計り、泥を落とし、テープで止めるといった作業を行う事で出荷する事が出来ます。初めてだった事もあり、一人で大体100束位作って市場に持っていったのですが、市場では値が安く一束30円位で取引されました。

市場ではその日の売り上げをその日の内に頂けるのですが、3000円を貰った時にはショックで倒れそうになりました。何時間もかけて作った野菜が3000円しかならず、帰りに車にガソリンを入れたら手元には残らず、空しさだけが残りました。

また野菜は土から収穫しないと、どんどん成長していき、最終的には出荷出来なくなってしまうので休む事が出来ません。結局全部出荷しましたが、手元には数千円しか残らず、大赤字という結果になりました。将来農業を目指している方は、出荷時期、出荷場所、相場を見て農業をやるか考えた方が良いと思いますね。最近ではTPP問題もあり、ますます農業に対する魅力がなくなりつつありますし、事前にしっかりしたプランが無いと大赤字になるので、農業をやるならある程度の準備が必要だと言えるでしょう。

ライタープロフィール

秋山学さん／男性／年齢：30代／群馬県在住／ライター歴約９年位です。今までに男女問わずライターをさせていただき、ジャンルを問わないライターを心がけています。