みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

世界の奥ゆきを見た、インドの旅〜vol.2

2010/02/21

とにかく巨大で美しいタージマハル。太陽の光を浴びて白く輝く様子は、特に忘れられない光景でした

遺跡がある渓谷を見下ろせる高台から。ここは見晴らしのよいデカン高原にあり、街の喧騒を離れてインドの違った魅力を感じられる人気スポット

ドーム型の天井の上部から下まで、びっしりと彫られた仏像と装飾。毎日ひたすら石壁に向かい、のみを手に少しずつ掘り進めた時間と精神世界を思うと気が遠くなります。そして今も、静かに新しい一日を刻み続けているのですね

インド滞在中に訪れた名所で印象的だったのが、かの有名なタージマハルと、アジャンタ遺跡(どちらも世界遺産)。人の手によって造られたとは思えないほど巨大で、繊細で、気の遠くなるような年月が予想され、ただ目の前に確かに存在するそれらの建造物に魅入られ、圧倒される。歴史の偉業を肌で感じた瞬間でした。

愛の城、タージマハル
インド北部・アーグラに入り、いよいよその場所へ。空をバックに、白く輝く大理石の巨大建造物が見えた瞬間、なんともいえない感動が体を突き抜け、なぜか涙が出そうになりました。タージマハルはムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが死んでしまった王妃のために20数年間という年月をかけて建造させた、いわば愛の城。 驚いたのは、城を囲む4本の柱。これらは、万一地震が起こった際に、倒れて中の城を破壊しないよう、わずかずつ外側へ角度をつけて立てられているのだそう。それほど大切に思い建てた美しい城の中で、シャー・ジャハーン帝は最愛の人ムムターズ・マハルとともに眠っているのですね。

400年の年月を経て造られた信仰の遺跡、アジャンタ
続いて、アジャンタ遺跡。渓谷の中腹に深く掘られた石窟の数々は、大昔から仏教僧たちが風雨を凌いで行った修行の証でもあります。洞窟のようにぽっかり開いた入り口を進むと、天井高く、奥に広い中の空間は薄暗く、古びた石と土の匂いに覆われて独特な雰囲気を醸し出していました。

世界遺産ガイド(タージマハール)
インドチャネル(アジャンタ石窟群)

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ライタープロフィール

miniさん/女性/年齢:30代/北海道在住、旅・読書・創作に意欲を燃やす30代女性です。神社仏閣巡りや自然を感じられる場所(海、山、川など)で過ごす時間も大好きです。与えられた時間と体を使って、今日を無駄にせずハッピーに生きましょう♪