元塾講師が教える大学受験英語攻略法
元塾講師(TOEIC915点)のビッキーさんが大学受験英語攻略法を教えます。

使える受験テクニック

2011/03/10

センター試験では解答がマークシートによる選択式という点から受験テクニックもある程度必要になってきます。選択問題は記述式と違い文字を書くことがないので解答に時間はかかりません。しかし裏を返せばそれは解答に時間をかけられないということになります。

そこで重要となるのが時間配分です。日頃から問題演習の際にはどの問題にどれだけ時間を使うかを予め考えて取り組んでおくと時間不足で解けなかったという悔しい思いをしなくてすみます。それに時間をかけるべき問題かどうかの判断ができるようになります。例えば単語の意味が全く分からないためにいくら考えても答えが出ないというとき、そんな問題に時間を費やすのは無駄なのでそこは思い切って勘で答えるというような場合です。

英語のセンター試験では前半が文法、後半に読解問題という構成です。長文問題は時間がかかるのでここにできるだけ長く時間が取れるように文法問題をスピーディーに仕上げるのが理想的です。文法問題のうちアクセント、発音に関する問題は各問題を1分以内に解きましょう。これは知っているか知らないかの問題ですので考えて答えが出るものではありません。語彙を問う問題も同じです。語句の並び替えでは日本語訳に合うように文章を完成させますがこの問題では英文法特有の構文や英語の決まり文句などがよく出てくるのでそれらに早く気付くことがスピードアップのカギです。

また長文問題では設問と選択肢に先に目を通すことをおすすめします。試験の長文では内容を完璧に理解することよりも正解をより早く見つけ出すことが最重要です。そこで設問を見ておくことで長文のテーマや登場人物などが分かりますし長文からどんな情報を見つければ正解が出せるのかを最初に頭に入れておくと解答時間も短縮できます。センター試験の長文の傾向では各段落につき1問設問があるようなのでひとつの段落を読んで設問を確認するのも良いでしょう。

センター試験では解答に時間ギリギリまでかかるくらい質も量も十分です。本番で慌てないように普段の問題演習や模擬試験で時間配分に注意して臨んでおくことが大切です。

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ライタープロフィール

ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。