元塾講師が教える大学受験英語攻略法
元塾講師(TOEIC915点)のビッキーさんが大学受験英語攻略法を教えます。

受験英語リーディング攻略法

2011/03/09

英語の長文を前にするとそれだけで気が滅入ってしまう…という受験生は少なからずいると思います。読んでいても分からない単語に出くわすとそこで止まってしまったり、読んでいても内容が理解できなかったりということがあると英語リーディングに苦手意識を持ってしまうのも分かります。でも試験は必ず出される以上は避けて通れません。ここでは受験英語のリーディングを上達させる方法を紹介します。

英文を読むときに注意してほしいのは文の構造を理解しておくということです。これには文法の勉強も必要ですが実際に英文を読みすすめていくときには英文の構造が分かっていなければ内容理解もできないのです。日本語とは異なる英語の文章構造に慣れていくためには努力が必要です。

読み方としては文の区切りにスラッシュや線などの印を入れてそのかたまりごとに内容を頭に入れていくのがやりやすいと思います。例えば次のような文章なら、

The number of parents who have decided not to send their children to school is recently increasing, especially in eastern societies.

The number of parents / who have decided / not to send their children to school / is recently increasing, / especially in eastern societies.

というふうに区切りそれぞれのかたまりを読んで内容をつかみます。区切る場所は関係代名詞やthat節、カンマの位置のところが多いです。そしてこのとき前から順序良く英文の通りに読みます。日本語に合わせて後ろから読む方が読みやすいという人もいますがそのやり方だと英語のセンスが身に付かなくなりなかなか上達しません。最初は時間がかかりますが数をこなすうちに必ず英文読解力が付いてきますので根気強く続けることです。

それから途中で意味の分からない単語が出てきたときですが、できるだけ辞書をひかずに文脈から推測する訓練をしてみてください。これも最初は大変なのですが、すぐに辞書をひくのと自分で推測するのとでは後々読解力に差が出ます。しかも知らない単語の意味を考えてみることでそれが正しいか間違いかにかかわらず単語の定着率が上がります。皆さん経験があると思いますが自分で考えて出した答えや解法よく覚えていませんか?つまり自分の頭で考えるという過程がとても大切なのです。

こうした点を押さえてリーディング学習をしてほしいのですが、教材は難易度を少しずつ上げていくようにしましょう、最初は知らない単語がほとんど無いものから初めて徐々にレベルを上げていきます。いきなり難しいものを読むと「難しかった。できなかった。」という印象だけが残ってしまいモチベーションが下がって一番大事な継続的な学習ができなくなることがあります。

英語リーディングは続けることで必ず成果が出ます。自分の力を信じてとことん読みつくしてください。

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ライタープロフィール

ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。