コスタリカってどんな所?
「コスタリカ入国管理局でのトラブルと、対処法」「通貨と物価感覚について」「コスタリカの気候と服装について」「コスタリカの治安」「コスタリカ人ってどんな人たち?」「コスタリカの食事」などコスタリカについて紹介します。

コスタリカの気候と服装について

2017/10/12

コスタリカの気候は12月〜4月の乾季と、5月〜11月の雨季に分けられます。ただ、太平洋とカリブ海に挟まれ、高地もあるコスタリカの気候は地域によってまったく違います。

例えばカリブ海側では一年中温暖湿潤で雨が多いです。7月と12月が最も降水量が多く、青空と青いカリブ海を期待している人は、この時期の旅行は避けた方がいいかもしれません。わたしが11月終わりにコスタリカのカリブ海に滞在したときは、1日中雨が降っていることはなかったものの、いつもどんよりと曇り空だった記憶があります。

それはそれで、過酷なまでの暑さでへたばることなく旅行ができるので、悪いことばかりではないのですが。

反面、首都のサン・ホセは標高が1150mと高く、高原のような涼しい気候です。日中太陽が出ているときはからっとした暑さなのですが、朝晩はかなり冷え込みます。

すきま風邪が吹き込む宿の部屋で、ベッドの薄い毛布一枚だけでは寝られず、持っている防寒着を着て寝たこともあります。

基本的な服装としては日本の夏の服装で大丈夫なのですが、パナマ国境のジャングル地帯やビーチに行く人でも必ず首都のサン・ホセを通りますので、その場合には長袖長ズボンや、ちょっとしたジャケットなどの用意が必要になります。

また、他の中南米地域と同じように、長距離バスの中は異常に冷房が効いていて極寒なので、そのための防寒着対策も必要です。暑い国に行って、バスの中で風邪をひいてせっかくの休暇が台無し、なんて笑い話にしかならないですからね。

文化的なことを言うと、他の中南米諸国と同じカトリック国なのですが、海外からの旅行者や移住者が多く、特に服装に関して保守的な面は見られません。そのため暑いビーチエリアなどに滞在する場合は、半袖やキャミソール、半ズボン、ショートパンツ、ワンピースなど、真夏に日本で着ているような服装で大丈夫です。

結論を言うと、基本的には夏服、サン・ホセなどの高原地帯用にちょっとした防寒着を持っていけば完璧だと思います。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。