コスタリカってどんな所？: 「コスタリカ入国管理局でのトラブルと、対処法」「通貨と物価感覚について」「コスタリカの気候と服装について」「コスタリカの治安」「コスタリカ人ってどんな人たち？」「コスタリカの食事」などコスタリカについて紹介します。

コスタリカとパナマの国境を陸路で越える

2017/09/21

パナマとコスタリカの国境は吊り橋

パナマシティからは、コスタリカの国境を越えて首都のサン・ホセまで行くバスがあります。これはパナマシティのアルブルックというショッピングモールに併設されたバスターミナルから出ているバスで、1階のチケット売り場で買えます。直行バスということで、国境での審査も同じバスの人とするので安心感があります。

ただわたしはサン・ホセではなく、カウィタというカリブ海側の町に行きたかったので、パナマ－コスタリカ国境行きのバスに乗りました。コスタリカ国境に近いパナマ側の町で長距離バスを降りて、バスターミナルで小さな乗り合いバスに乗り換えて入国管理局まで行くルートです。

アルブルックで長距離バスに乗るときの注意は、ターミナル使用税を専用カードで払わないといけないことです。バス乗り場に改札が設置されていて、そこにカードをかざしてゲートを通ります。金額は1ドルでした。（2013年11月時点）ただこのカード、発行がややこしいので、カードを持っている人に1ドル渡して、ゲートを通してもらうのがいいと思います。

長距離バスの中はクーラーが効きすぎていて極寒でした。真冬並みの防寒対策で乗ることをおすすめします。

さて、パナマ側の国境近くの町に着いたら、ターミナルから100メートルほど歩いた場所にある乗り合いバス停車場に行きます。「フロンテラ（国境）？」といろんな人が声をかけてくるので、座席が埋まっているバスを選んで乗りましょう。満員になったら出発です。

40分くらいで、パナマ側国境に着きます。バスを降りてすぐに出国税を払うオフィスがあるので、忘れず払ってスタンプをもらいましょう。そこからパナマ入国管理局まで少し歩きます。出国スタンプをもらい、コスタリカ入国管理局までまた歩きます。

パナマとコスタリカの国境は吊り橋でした。

コスタリカ国境で入国スタンプをもらったら、そこから200メートルほど歩いて、カウィタ行きバスの出るターミナルに向かいました。バスターミナルは入国管理局からすぐなのですが、場所がわかりにくいので、周囲の人に聞いてみてください。タクシーが「ターミナル？」と声をかけてきますが、歩いてすぐの距離なので、無視していいです。

導線に従っていくと、簡単にできる徒歩での国境越え。試してみてはどうでしょうか？

ライタープロフィール

そまちひろさん／女性／年齢：30代／中南米（2013年現在）／フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。