- コスタリカってどんな所?
- 「コスタリカ入国管理局でのトラブルと、対処法」「通貨と物価感覚について」「コスタリカの気候と服装について」「コスタリカの治安」「コスタリカ人ってどんな人たち?」「コスタリカの食事」などコスタリカについて紹介します。
コスタリカの通貨と物価感覚について
2017/10/03
コスタリカの通貨はコロン。500コロン=1ドルで固定されていて、ドルも普通に流通しています。ドルで払っても、お釣りはコロンで返ってきます。この点はパナマやニカラグアの通貨制度と同じです。
500コロン=1ドルなので、ものの値段も大体500区切りとか、250区切りになっており、買い物の際に計算がしやすいです。
コスタリカは物価が高いことで有名です。全体的な物価で見ると、中南米で一番高いと言ってもいいのではないでしょうか。例えばレストランの食事では一回あたり15ドルくらいかかってしまいます。これはシーフードを頼んで、ビールなどの飲み物も頼んだ場合なので、もっと安い食堂で食べようと思えば5−6ドルくらいで済みます。
ホステルでの宿泊は、サン・ホセだとシングルルームで25ドルから、ダブルルームだと40ドルから、といったところでしょうか。ホステルでこれなので、低予算旅行者にはかなり厳しいのではないでしょうか。カウィータという海辺の町では、一番安いシングルルームで15ドルでした。
サン・ホセからニカラグア南部まで長距離バスで移動しましたが、これは35ドルくらいで、そんなに悪くありませんでした。
食料品の高さにも驚かされました。特に野菜はびっくりするほど高く、これもパナマと共通する特徴でしょう。おそらく野菜を食べる人が少ないことに加えて、野菜が育たない土壌なのでしょう。ビールはスーパーで買うと1ドルで、悪くないなと思った記憶があります。
スペイン語学校もたくさんあり、他の中米地域に比べて設備が整っているのと、水準が高いのは確かですが、授業料も一番安いグアテマラに比べると2−3倍くらいかかってしまいます。の他に生活費のことも考えると、長期間勉強するのは難しいかもしれません。
コスタリカは小さい国土の中にジャングル、ビーチが詰まっているので、短時間でいろいろな経験ができるのが魅力なのですが、基本的にコスタリカでバカンスを過ごそうと思うと、他の中米地域よりお金がかかってしまうことは確かです。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。