コスタリカってどんな所?
「コスタリカ入国管理局でのトラブルと、対処法」「通貨と物価感覚について」「コスタリカの気候と服装について」「コスタリカの治安」「コスタリカ人ってどんな人たち?」「コスタリカの食事」などコスタリカについて紹介します。

コスタリカ入国管理局でのトラブルと、対処法

2017/09/25

パナマとコスタリカの国境を陸路で越えたときのことです。コスタリカ入国管理局で、ちょっとしたトラブルになりました。

というのも、コスタリカは入国条件が厳しいことで有名で、ビザ免除が適応される国籍でも、出国航空券か、国際バスのチケットを持っている必要があるのです。

その情報については知っていたのですが、日本国籍は大抵どこに行っても甘い処遇なので、コスタリカについても大丈夫だろうとタカをくくっていました。同じく出国チケットが入国の絶対条件とされているパナマの空港でさえ、何も求められませんでした。(これは審査官とか、運にもよると思いますが)

また経験上、空港より陸路の国境の方が、大抵審査が甘いものなのです。そのため、コスタリカに陸路で入国するに当たっては、特に出国チケットなどは用意していませんでした。

ところが、コスタリカの入国管理局で入国フォームを記入し、審査官に渡したところ、「出国航空券を見せてください」との要求が。「ちょっと滞在するだけなので、持っていないです」と言うと、「でもないと入国できないです」と言われました。

これは予想外だったので、かなり焦りました。「でも本当に、ちょっと滞在するだけなんです。この後ニカラグアに抜けて、メキシコまで行きます」と必死で旅程を説明すると、審査官が2人で相談を始めて、「じゃあどれくらいいるんだ」と聞いてきました。「1週間くらいです」と言うと、入国スタンプをくれたことはくれたのですが、そこに「10days」と書かれてしまったのです。通常日本人はコスタリカにノービザで3ヶ月滞在できるのですが、10日以内にコスタリカを出ないといけなくなってしまいました。

2週間って言っておけば良かったと後悔しましたが、あとの祭り。入国できただけでも良しとしよう、と思うことにしました。

出国チケットを持っていないけれどコスタリカに入国したい人は、アメリカン航空の「仮予約チケット」の提示で切り抜けられると思います。これはアメリカン航空のウェブ上でチケットを仮予約すると発行されるチケットで、2日間予約をキープしてくれ、入金は必要ありません。これを印刷して証明として見せると、何もないよりはいいと思います。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。