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京都府/魅力いっぱい!京都の飲み物

2020/08/27

西成…。イメージだけで言えば多くの人にとって縁のない土地だと思います。西成は、誤解を恐れずに言えば日雇い労働者の街。少し古い言い方をするとドヤ街という言葉が出てきます。ひと昔前に比べれば治安も良くなり、そこまで怪しい雰囲気というのも薄れてきたのではないかと思います(ただし日中に限る)。…と知ったように書いていますが、私も西成についてそこまで詳しいわけではありません。たった一度だけ、迷い込んでしまった経験があるだけです。

マスコミの報道などで西成という固有名詞が独り歩きし過ぎて、何だか日本の闇の部分と捉えられがちですが、実は西成は観光地のすぐそばにある街。線路の向こう側には通天閣があり、あべのハルカスも近くに見えます。さらには天王寺動物園も近くにあり、休日にはたくさんの家族連れが訪れる場所でもあるのです。何を隠そう私もこの天王寺動物園へ行こうとしていて西成に迷い込んでしまいました。そして実際に足を踏み入れてみたら天王寺動物園よりも強い印象が残ってしまい、数年後の現在この記事を書くに至っているのです(笑)

私はもちろん昼間に行ったのですが、昼間の西成は人もまばらでとっても静かでした。今思えば西成の住人の皆さんは働きに出ている時間で、静かなのは当たり前。当時の私は西成という街が独特の特徴を持つ街だと知らなかったのでそこまで気にもしていませんでしたが、何だか普通の街と違う印象を持ったのは事実。ちょっとオンボロな長屋風の建物に「1泊900円」という看板が見えたりして、「この街は何だ?」と思ったりしました。また路上でブルーシートを広げて何やら売っているのを見かけたり、真っ黒に日焼け(酒焼け?)したおじさんがドッカリとあぐらをかいてタバコを咥え、その周りにはお酒の空き缶や空き瓶が散乱していたり。さらにはこっちをやたらとジロジロ見てくる作業着姿のおじさんとすれ違ったり。それもそのはずで、当時の私は20代前半。そんなうら若き乙女(?)が西成の街をキョロキョロしながら歩いていたら、すれ違ったおじさんもびっくりするはずです。

この出来事以降、あの街は一体なんだったんだと思い西成について色々と調べました。なるほどと膝を打ったのも事実ですが、そんなに言うほどの街かな?というのも正直なところ。それを裏付けるのが、今や西成は外国人観光客に人気の街になっているということ。宿泊費が安く交通の便もいいことから、今やバックパッカーに人気なんだそうです。現在外国人がたくさん集まるようになっている西成。日本人なら一度はチラ見(あくまでチラ見程度です)するのもいいかもしれません(ただし日中に限る)。

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ライタープロフィール

李内(りうち)さん/女性/年齢:30代/町田市在住/愛知県生まれ。夫と愛犬の3人暮らしのごくごく普通の主婦。仕事はサービス業。趣味は読書、料理、仕事。犬が大好きで愛犬と過ごす時間が何よりの幸せです。