ポーランド旅行の楽しみ方
グルメ、芸術、マナー、おすすめスポット。ポーランド旅行の楽しみ方をMIKIさんが紹介します。

ポーランド人と犬

2015/09/15

バスやトラムで犬を見かける

バスやトラムで犬を見かける

ポーランドを旅行すると、バスやトラムで犬を見かけることがあります。日本では公共の乗り物で犬猫を見かけることはないので、はじめはびっくりしますが、慣れて来ると普通です。

電車やバスに乗っているのはしつけされたお利口なわんちゃんばかりなので、無駄吠えをしたり、他の乗客を噛み付くことはありません。そういう犬だったとしても、マズルガードを付けていたり、ちゃんとリードでつながれて飼い主がしっかりリードを引き寄せているので、危険性は低いです。しわしわのおばあちゃんが座敷犬を連れてトラムに乗っているのをみると微笑ましいです。でも犬が可愛くて穏やかそうだからといって頭を撫でようとすると、いきなり噛み付かれるかもしれませんよ。旅行中は十分注意しましょう。

ポーランドの街を歩くと、様々な種類の犬と出会う事でしょう。日本みたいに小型犬に洋服を着せる流行はないようですが、中にはそういった犬も見かけます。服を着せられている犬は少ないですが、ポーランド人はドック・フレンドリーです。日本とポーランドの大きな違いは、ポーランドではブリーダーからしか犬を引き取れないことです。赤ちゃんの時期だけペットショップで売って、売れ残って大きくなったら保健所行きといったような、かわいそうなことはしないんですね。ドイツやイギリスも同じです。南ヨーロッパの国ではペットショップを見かけることがありますが、北ヨーロッパのほとんどの国では、犬はブリーダーから購入するのが普通です。

犬をただ甘やかしてしまうだけの日本人は多いです。しつけの重要性をまったく認識していない人も多いですが、ポーランドでは、犬を甘やかすだけではなく、きちんとしつけをして、時には人間のように対等な扱いをします。とても丁寧に世話をします。そのおかげで街中で見かける犬が犬同士でけんかしたり、人に飛びかかっていったりするようなこともないので、犬が街の中心にいても、人々は快適に過ごすことができます。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。