ポーランド旅行の楽しみ方
グルメ、芸術、マナー、おすすめスポット。ポーランド旅行の楽しみ方をMIKIさんが紹介します。

すするなら鼻をかんで

2015/09/08

郷に入っては郷に従え。旅行するならポーランドのマナーを守りましょう。

ポーランド、というかほとんどのヨーロッパの国で嫌われるのが「鼻すすり」です。日本人、やりますよね。私もやります。静粛な会場などでは、鼻をかむのを我慢しなくてはいけません。そんなとき鼻をすすってなんとか耐え忍んでいるのが日本人です。

しかしこれがヨーロッパ人になると、「ブブーッ!」人目をはばからずに鼻をかんでいます。鼻すすりのほうが不愉快に感じるそうです。「ずびずび鼻水をすすっているのなら、思いっきり鼻をかんでしまえ!」って思うみたいですね。すする音が基本的に不快みたいですね。下品に感じるのでしょう。

海外の人は、そばやラーメンをすする音も嫌だと言います。音を出して麺類をすする「スキル」はヨーロッパ人にはないようです。以前、ブラジルに住んでいる日系移民の2世の方達が「音を出す麺すすりだけはできない...]と言っているのをテレビ番組で見た記憶があります。外国人で麺すすりにトライしようとしてのどにつまらせて死にそうになっている人、たまにいますね。

こういった、日本人とヨーロッパ人との習慣の違い、けっこうあります。こちらが「え!」と思ってしまうことも、あちらがどん引きしてしまうこともあります。

ドイツ語学校で、自分の国のタブーというテーマで話したことがありました。たとえば、日本人は「足を組む」「腕を組む」は偉そうな動作だと感じますが、ヨーロッパ人は、足を組むのはok、腕を組むのは少々失礼。と感じるそうです。まあ....足長いし、組まないと持て余すのでしょう。

知人同士のハグやキスも日本人はしません。ポーランド人は比較的に保守的ですので、あまり知らない人にはキスやハグをしませんが、家族や友人間ではもちろんします。旅行でポーランドに行くだけなら「あいさつでキスをしなきゃいけないのかな?!」なんて緊張する必要はありません。親しくない人には握手で充分です。友人には普通にハグをします。初対面の人にも2〜4回のキスが必要なラテン系の国みたいにハードルは高くありません。

旅行者が守るべきポーランドのマナーですが、特におかしなものはないので、基本的なことをちゃんとしていれば問題はないと思います。ポーランド人はシャイで優しいので、不快に思っても間違いをただしてくれないかもしれません。そうするとずっとマナー違反したままポーランド旅行が終わってしまうかもしれないので、ちょっと気をつけましょう。わからないことや不安に思う事は聞くのが一番です。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。