みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

ベトナム/世界遺産で見つけた天国につながる穴

2010/04/04

ティエンクン鍾乳洞内の美しい鍾乳石

ティエンクン鍾乳洞内の美しい鍾乳石

下龍湾(ハロン湾)をクルージングした時に乗った船

下龍湾(ハロン湾)をクルージングした時に乗った船

国境線

ティエンクン鍾乳洞内にあるライトアップされた鍾乳石

世界遺産として人々が誇っているベトナムの下龍湾(ハロン湾)。その内にある「ティエンクン鍾乳洞」に行くためには船で渡らなければ行けないのですが、ティエンクン鍾乳洞船着き場付近には、我々と同様の観光船がたくさん止まっていて渋滞していました。実際に船から降りて高台から見ると何だかこっちに攻めてくる勢いみたいなものを感じ、今にも戦争がはじまりそうなそんな風景です。なかなか船の渋滞など見れるものではありませんよね。

船着き場から階段を上って行くのですが、この階段の急なことといったらありゃしない。ようやくティエンクン鍾乳洞の中に入ってみると、そこは神秘的な空間とでも言いましょうか、こんな素晴らしい鍾乳洞がベトナムにあるなんて何だか信じられないくらいで、これを見るためだったらさっき一生懸命上った階段なんかへっちゃらへっちゃら。

ティエンクン鍾乳洞の中には所々カラフル(ブルー・イエロー・グリーン・ピンク・パープルなど)なライトが照らされていて、まさに幻想的!デジカメでもちゃんと撮れるのですが、ここにはキレイに写真を撮ってくれて現像してくれるサービスもあり、値段も中国元で10元(日本円にすると約150円)と安いので記念に撮ってもらうのもいいかと思います。鍾乳石や岩がいろんな形に見えて動物などに例えられていたり、しかもこの鍾乳石は、約70年に1cmしか伸びないと言われています。

また、このティエンクン鍾乳洞の中から上を見上げると、一箇所だけぽっかりと穴が大きく開いているスポットがありました。外の光がその穴を通って洞内に射し込んでいて、それがとてもキレイでしばらくうっとり見とれていたのですが、これは実は外から光を射しているためのものではなく、上(天)に向かって穴が開いていることから、天国につながっている穴として天宮(ティエンクン)、つまりティエンクン鍾乳洞と名づけられたそうです。ハロン湾がなぜ世界遺産に指定されているのかこれを見れば誰でも絶対にうなづけるかと思います。私もその中の一人でした。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」