みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

ベトナム/国境を自分の足で歩いた瞬間

2010/04/04

ようこそベトナムへ

ようこそベトナムへ

国境線

国境線

ベトナム入国

ベトナム入国

PHOの屋台

ベトナム料理が大好きで以前からベトナムへ行ってみたいという好奇心はあったのですが、まさか中国からバスでベトナムへ行くことになるなんてその時は思ってもみませんでした。ベトナムはみなさんご存知の通り中国、カンボジア、ラオスと隣接しており、ちょっと日本の地形とも似ていますよね。(九州を省いた日本の地形と言った方がいいかも?)そのベトナムへ中国から、しかもバスツアーに参加して行ってきました。

中国の広州というところからバスで片道約20時間もかかる気が遠くなりそうな旅のはじまりとなったわけですが、バスだと何せ費用が安くなるためその点は妥協し、いざ出発!もちろんバスの中には中国人しかおらず、日本人は私一人。中国から出国する際に出国審査の窓口で「あなたは日本人ですか?」っと日本国籍のパスポートを渡しているのにも関わらず何ともへんてこりんな事聞かれ、なぜこんなへんぴな所(東興と言う所)から外国人が出国するのか、かなり不思議がられました。

出国すると中国とベトナムの国境にはラインが引かれていて、いよいよ念願の国境を自分の足で越える時が!さよ〜なら中国!そしてこんにちはベトナム!歩いてすぐベトナムに入国です。さて、ここで驚いたことは、通常海外に入国する時は、荷物の検査があったりするものなのですが、ここでは全く何も検査も行わないこと。しかも、ツアー客だからなのか、パスポートの中身を一人一人チェックしない上に、ベトナムを出国するまでパスポートは返してもらえないとのこと。これは、中国人が逃亡しないためとも言っていましたが、保管している間にビザが発給されるようで、ちなみに15日以内の滞在であれば日本人の方はビザは要りません。

すぐお隣が中国だからであろうか、初めて目にするベトナムは、きっと中国の延長線と言ったような感じなのかな〜っと思っていたのですが、我々を歓迎してくれたベトナム人はとても表情が穏やかで、話している会話も全く聞いたことのない言葉であり、看板は漢字ではなくローマ字だったし、そして早速見つけたのはフォー(PHO)の屋台。牛肉のフォーがたまらなく大好きな私は唾がたまる〜。が!現地のバスが迎えに来たためそこでは食べれず・・・これがベトナム旅行のはじまりであり、生まれてはじめて国境を自分の足で歩いたという忘れられない体験をすることができました。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」