上海ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの上海を紹介します。

日本軍の蛮行を知らせるために作られた記念館

2010/12/07

侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

中国音楽舞踊「宋城千古情」

中国音楽舞踊「宋城千古情」

日本軍の蛮行を知らせるために作られた記念館
せっかく上海に来たのだから・・・っと上海のすぐお隣の江蘇省にも行ってみることにしました。

向かった先は、中国四大古都の一つとして知られている「南京」(ナンジン)。
南京の歴史の古さは、約2500年以上前にもさかのぼると言われていて、南京には、これまたたくさんの見所があり、どこに行くか迷ったのですが、以前からちょっと気になっていた「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館」(名前が長い・・・)へ行ってみました。1937年(昭和12年)に日本軍が、南京を攻略し、約6週間にわたって数多くの市民を虐殺したという大虐殺行為を後世に伝えるために建てられたものである。日本兵士は放火、強姦、南京を占領し、市内には死体の山があふれたと言われており、その数30万人。

館内には、虐殺当時の写真や、軍人の日記、虐殺を目の当たりにした人々の証言などが展示されてありましたが、一つ一つ見ていくと、1日じゃ足りないくらいこの記念館は広い!日本軍の蛮行を知らせるために作られたとはいえ、証言の中には大げさに捏造されたものもあるとちょっと話題にもなりましたが、日本兵に輪姦された話などを読んでいると何とも言えない感情が湧き上がってきました。中国にある観光スポットはほとんどが有料なのですが、ここが完全無料であることは、一人でも多くの人に知ってもらいという表われからなのかもしれません。

宋時代へタイムスリップ!!
上海から南西側へ約150キロメートル先へ行くと、杭州(ハンジョウ)という街があるのですが、ここがなぜ世界遺産に登録されないのであろう?っと思ってしまうほど、とっても美しい観光スポットがあります。「西湖」は、中国十大風景名勝の一つで、絶景なスポットがあちらこちらに存在しているのですが、夕日を浴びた西湖が1番美しいと聞いていたので、夕暮れ前に行くが、タイミングが悪かったのか、いつもこうなのか、あまりにも人が多すぎて、良いショットが撮れず・・・西湖周辺には御茶屋さんがあったり、西湖を一望できる塔があったり、蓮の花を観賞する場所があったり、庭園があったり、お寺があったり、西湖最古の堤があったり、博物館があったり、と西湖の自然と文化をたくさん堪能することができます。また杭州には、宋の時代の街並みを再現した大規模なテーマパークがあり、中でも毎晩公演されている、中国音楽舞踊「宋城千古情」は、日本の宝塚を思わせるような、とても見ごたえがある全景式の大型歌舞で、日本のガイドブックにはあまり紹介されていませんが、私的にはここはかなりおすすめのスポットです。杭州駅からであれば、タクシーで約30分くらいで着きますので、是非足を運ばれて見てください。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」