北京ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの北京を紹介します。

6箇所の世界遺産がある北京

2010/12/02

そりゃ〜そうであろう。
何せ6箇所も一つの都市に世界遺産が存在しているのである。
しかも、北京は中国の首都であり、繁華街にも足を運びたいし、北京ダックを食べて、飲茶を食べて、ショッピングにも行って、フットマッサージをして・・・
などと考えていると、少なくても1週間以上は滞在しないことには、6箇所の世界遺産を制覇できない。
っと気づいたのは、北京に来て3日目、しかも明日の晩には北京を発つ。
ガ〜ン!!!!!

ちょっくしょう〜!来る前にスケジュールをちゃんと立てておくべきだった・・・っといつも行き会ったりばったりの旅をしているため、今回ばかりはちょっと後悔するはめに。1日目は故宮博物館や天安門広場一帯を観光し、2日目は万里の長城、そして3日目である今日・・・

どう考えても今日1日で残り4箇所を周るのは無理なようであるので、よっしゃ〜!今日は2箇所じゃ〜!っとまず行った場所は、「頤和園」(イワエン)という北京市内から約15キロメートル行ったところ。(バスでも行けるし、近々地下鉄が開通されるようです)頤和園は、中国の中でも最大規模と言われている皇室の庭園で、1750年に、もともとは小さな離宮だったものを、人工湖の昆明湖を造り、その土を積み上げて万寿山を造り、その万寿山には仏香閣を造り上げ、総面積約290万平方メートル(そのうち220万平方メートルが昆明湖)もの大きな庭園を築きあげたと言い伝えられています。

とてもじゃないが、この皇室の庭園を全て見学できる時間がなかったのですが、見所はまず、3つの島をつないでいる全長約150メートルの「十七孔橋」。ちなみにこの十七という数字は、橋の脚の部分のアーチが17個あることからそう呼ばれているようです。

そして、西太后(絶大な権力を握っていた中国の女帝)が観劇していたことで知られている3階建ての「大戯楼」は、1階には舞台があるのですが、観劇好きであった西太后は、この大戯楼の隣の男立ち入り禁止である頤楽殿から見ていたと言われています。また、ボートに乗って、万寿山を見上げるとこれまた3階建ての八角形をした「仏香閣」(高さ約40メートルくらい)が見えるのですが、この一帯はどこの角度から見ても美しいもので、仏香閣前にあるオレンジ色の屋根をした排雲殿には、西太后の肖像画などが展示されています。再建や修復されたものが多く見られましたが、美しい色合いでペインティングされている長廊などじっくりと見ながら歩いてみるのもいいかと思います。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」