フィリピン奇跡の木「カモンガイ」
フィリピン奇跡の木 カモンガイとはアフリカや中南米の食糧危機対策に数十万本が植林され、高い栄養価と豊富な成分に期待が寄せられています。

カモンガイを自宅で栽培する

2013/12/25

フィリピン奇跡の木「カモンガイ」

フィリピン奇跡の木「カモンガイ」

カモンガイを自宅の庭で栽培する事にしました。市場の中にあるフラワーショップでプランターと培養土、そして肥料を買いました。

最も日のあたる場所として洗濯場を選び、ブロックを積み上げてプランターを置きました。培養土を入れて5センチ感覚でカモンガイの種を蒔き、水と肥料を与えます。1週間ほどすると小さな芽が顔をだしてきました。う〜ん!何となく可愛いし愛着が沸きそうですねえ・・・更に一週間過ぎると30センチほどになりました。たしかに、ほっておいたら1年で数メートルは成長しそうです。

暫くするとカモンガイに元気がありません。周囲に自生しているカモンガイはピンとしているのに、ダラッとしているのです。隣の父親はガーデンキーパーなので聞いてみました。

「あははは・・・Jack これはダメダメダメ!」しつこく3回も言われました。カモンガイは痩せた土地でないと逆に栄養分を取り込めないそうです。痩せた土地だからこそ、周囲の栄養分をゴッソリ吸い取るパワーがあるそうです。ガーデンキーパーがおいでというので、バケツとスコップを持っていきました。何と、道路の路肩で砂砂利と硬い土を掘り起こしています。

「え!こんな土じゃ作物も育たないんじゃない?」といったら、「こんな土だから逞しく成長するんだよ!」といわれました。なるほど、奇跡の木、命の木といわれるカモンガイと園芸植物は違うのですね。

気を取り直して再チャレンジです。心細い土に人差し指を穴を掘り種を入れようとしたら、「ダメダメダメ!種はポイッと捨てるように置くだけだ」と注意されました。結局、プランターに路肩の土を入れ種を置いただけです。水遣りも肥料も必要ありませんし、自然のままが一番最適だそうです。

カモンガイは究極のオーガニック栽培になりましたが、現在8メートルまで育っています。通常は2メートルに成長する前、土から50センチくらいの幹を切り落とすそうです。幹から新しい枝が生えてきて、カモンガイの葉が取りやすいといっています。

なるほど、大きくなりすぎたらハシゴ駆けなきゃ葉も詰めないよね。でも、大きなカモンガイは実を付けるから、種が貴重なんだそうです。種は毎日1粒飲むと血液サラサラ、健康長寿の薬として高値で売れます。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。