フィリピン奇跡の木「カモンガイ」: フィリピン奇跡の木カモンガイとはアフリカや中南米の食糧危機対策に数十万本が植林され、高い栄養価と豊富な成分に期待が寄せられています。

フィリピン奇跡の木とは

2013/11/28

フィリピン奇跡の木「カモンガイ」

フィリピン奇跡の木カモンガイ（モリンガ）は、道端に生えている雑草のような木です。しかし、モーゼの10戒にも出てくる歴史ある植物で世界中が注目しています。アフリカや中南米の食糧危機対策に数十万本が植林され、高い栄養価と豊富な成分に期待が寄せられています。

国連の国際食料計画では、貧困地域や発展途上国の栄養失調改善、飲料水の救済手段として認めています。米国の国立衛生研究所、米国保険・福祉省で医学的研究も行なわれ、驚くべき成分分析に賞賛の声が上がっています。

モリンガの原産地は北インドとされており、インドで有名な「アーユルヴェーダ」には300の病気を治す奇跡の木と記されています。

モーゼがエジプトから脱出し、紅海を二つに割ったと記されている旧約聖書10戒では、原野を三日三晩歩いたが飲める水がなくモーゼに不満が集中しました。モーゼがヤハウェに祈ると、濁った水に1本の木を入れなさいと告げられます。この木がカモンガイであり、水を浄化する不思議な力を持っています。モーゼが足跡を残した国には、必ずカモンガイが植えられているのです。

アフリカでは「森のミルク」といわれ、フィリピンでは「母親の親友」とよばれ、日本では「わさびの木」と言われています。

葉は無味無臭といわれますが、私にはちょっとワサビの香りがし、ピーナッツのような香ばしさを感じました。実のサヤはアスパラガスのような食感で、葉はスープやサラダにします。カモンガイの種は最高級のオイルを抽出できる事で知られ、精密機械や高級時計のオイルとして、高級化粧品のオイルとして使用されています。

フィリピンでは、道端に自然と生えており勝手に摘んで持ち帰りますが、直ぐに生えてきます。庭に5本ほど植えておくと、毎日摘んで料理しても永遠に生えてくる奇跡の木です。

或る日、屈強な身体をしている友人が、カモンガイとモヤシの種の塩スープで食事しています。「Jack　5ペソ（10円）でフルタンク！ベリーグッド！」といっています。「あははは　昼間はいつも5ペソなの？」と聞いたら、「時々、朝と夕方もカモンガイ」と答えていました。

う～ん！こんな食事でゴリラみたいな体格になるとは、恐るべきカモンガイです。

ライタープロフィール

Jack天野／男性／年齢：50代／セブ島在住／13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。