フィリピン奇跡の木「カモンガイ」
フィリピン奇跡の木 カモンガイとはアフリカや中南米の食糧危機対策に数十万本が植林され、高い栄養価と豊富な成分に期待が寄せられています。

カモンガイで焙煎茶・粉茶を作る

2013/12/20

フィリピン奇跡の木「カモンガイ」

フィリピン奇跡の木「カモンガイ」

カモンガイは生葉のままだと自然発酵してしまいます。そこで手軽に摂取できるよう茶葉にチャレンジしてみました。

カモンガイを枝のまま摘み取り、湧き水に浸して殺菌消毒します。カモンガイは殺菌・抗菌・抗炎症効果があり、水の浄化効果で手間が掛かりません。洗浄したカモンガイを洗濯ロープに引っ掛けて、こだわりの天日干しです。しかし、カモンガイは紫外線と日射に強く中々乾燥しません。朝の8時から夕方4時まで掛かってやっと自然乾燥しました。

先ずは寿司屋さんと同じ粉茶にしてみました。ミルサーを使うとあっと言う間に粉茶になりました。湯飲みにサジ1杯入れて熱湯を注ぐと、う〜ん!良い香り?ではなく干草っぽい匂いです。湯を入れても溶けることがなく、スプーンでしつこく掻き混ぜました。

それでは頂きます。 うぐぐぐぐ・・・まずい!なんかのCMみたいですけど、美味くはない本当にまずい!ネットで検索すると、天日干しはダメで日陰干しが基本だそうです。

翌日、再度チャレンジしました。今度は洗浄後に乾燥機を使いました。乾燥機といっても日本から購入した食器乾燥機です。カモンガイを乾燥機にいれスイッチオン! バシ?乾燥機から火花がでます。ああああ・・・フィリピンは220ボルトでした。いきなり乾燥機は壊れました。暫く無気力状態でしたが、仕方なく室内に干し扇風機を当てました。意外と扇風機は効率が良く1時間程で乾燥しました。

半分は粉茶にして、残り半分を倍煎茶にします。厚手の鍋にカモンガイを入れ、ゆっくりと時間を掛けて焙煎していきます。やがて香ばしい匂いが立ち込め、濡れ雑巾の上に置いて冷まします。

早速試飲してみました。う〜ん!まったく味がありません。ただし、香ばしい香りはします。ここでアイデアがひらめき、お米を焙煎して一緒に淹れました。う〜ん!香りは増したけど、やはり味はありません。しかし、かすかに甘味を感じます。あ!モーゼの10戒に出てくる、水を浄化し甘くする木の意味が判りました。

お茶にするよりは、生葉を乾燥させたパウダーがベストです。日常愛飲しているお茶やジュース、コーヒーに入れても風味は変らず栄養分を補充できます。

結論、カモンガイはパウダーにすると、料理や飲み物全てに使用できると言う事です。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。