生命保険の選び方
「選ぶ際に気をつける事」「介護特約の必要性」「一括請求サイトには気をつけましょう!」「掛け捨て保険の魅力」「独身女性の保険選びとは?」「持病がある方の保険選びについて」など生命保険の選び方を紹介します。

介護特約の必要性

2014/09/01

先日母が生命保険会社の方と話していたのを聞いていたのですが、生命保険には介護特約というものが存在するようです。保険会社によっては介護保障保険特約や介護収入保障特約、介護年金特約といった名称であるのですが、保険会社の方はやたらと介護特約を勧めていましたが、どうやら介護特約は止めておいた方が良い特約のようです。

介護特約とは介護が必要になった方を対象にした物で、要介護認定を受けた場合に支給される保険プランなのですが、要介護認定4か5になった場合でないと対象にならず、さらにその要介護認定が180日以上継続していないと支給されないといった規約があるようです。

私の家では重い病気にかかった祖父母が居り、どちらも要介護4〜5の患者だったので将来を心配した母が介護特約に入ろうとしたのですが、要介護4〜5に認定されるのは相当難しく、果たして今入るべき保険なのかな?と心配になってしまいました。高齢になれば要介護4〜5になる可能性があるかもしれませんが、50代そこそこではまだ寝たきりの状態になるのは早いですし、特に持病が無ければ不必要だと思います。

結局介護特約の必要性について疑問だったので契約をさせませんでしたが、介護特約は生命保険の中でも支払い率が一番悪い保険プランだとされているらしく、加入者は多いものの実際に支払われた方は数人しかいないのが現状のようです。そもそも重度の介護が必要になる状態になる方はなかなか居なく、介護特約で支払われた方には、交通事故にあって寝たきりになってしまった方などが支払われたケースがあり、対象者はかなり狭いようです。

介護というキーワードを聞くと安易に生命保険に加入してしまいがちですが、中身を良く見てみると対象者は狭く、無駄に保険料を高くさせている原因を作っている可能性があります。大事な事ほど見えにくい場所に小さく書かれている事が多いので、加入する際にはよく考えて加入する事をお勧めします。

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ライタープロフィール

秋山学さん/男性/年齢:30代/群馬県在住/ライター歴約9年位です。今までに男女問わずライターをさせていただき、ジャンルを問わないライターを心がけています。