自然を楽しむアウトドア
地球って素晴らしい。自然と一体になる特別な体験。

秋田駒ケ岳/高山植物が見たいならこの山vol.1

2010/06/07

全国に数多くある駒ケ岳と称される山の中で最も高山植物が豊富だと言われている秋田駒ケ岳。通称「秋田駒」や略して「あきこま」などと呼ばれています。十和田八幡平国立公園の南端に位置し、秋田県仙北市と岩手県雫石町に誇る活火山です。標高は1,637mで高山植物が多く、八合目まで車道が通っているためそこから登り始めると山頂に2時間程度で着いてしまうことなどから、お年寄りに人気がとてもあり、ツアーなどに参加してきた、お年寄りと言ってしまっては失礼なほど元気なお年寄りがいつもたくさんいます。

高山植物は6月から8月の間ぐらいがピークで、コマクサ・チングルマ・シラネアオサイ・ミヤマキンバイニッコウキスゲ・ミヤマウスユキソウなど他にも多くの種類がシーズンにはいるとどんどん咲き乱れます。また、多くの種類の高山植物が残っていることから天然記念物指定をされています。その花をカメラに収めようと、でかいカメラを持った人達がたくさんいます。

秋田駒ケ岳は9合目にある「阿弥陀池」を境に男岳・女岳・の2つの山にさらに分かれている、変わった形をした山でもあります。男岳は岩肌がむき出しで凄く急な山道で山頂も離れて見るとかなりとがった形をしています。女岳はなだらかで三角おにぎりのようなやさしい感じの形をしています。どちらも頂上までは約1時間ほどでたどり着けます。どちらかに登るも良し、どっちも登るも良しと気分や体力によって、登る範囲を変えられるのも秋田駒ケ岳ならではではないでしょうか。

それから、麓には8合目まで連れて行ってくれる定期シャトルバスが運行しているアルパこまくさという建物があり、そこで温泉にも入れるし、秋田駒ケ岳の詳しい情報や周りの観光地などを知ることも出来ます。また、混雑する秘湯として有名な乳頭温泉郷があり、登り終えたあとに日帰りで秘湯に入って行くも良いですし、田舎丸出しの凄くいい雰囲気の漂う建物に泊まっていっても、都会に住んでいる人は特になかなか経験できない良い体験が出来ると思います。秘湯なのでお風呂場の扉がゴザだったり、脱衣所とお風呂場が分けられていないところや、混浴のところもあるので気をつけて下さい。

秋田駒ケ岳から少し離れたところには、日本でもっとも深い湖田沢湖もあります。せっかく、秋田駒ケ岳まで来たのなら温泉にも入って、瑠璃色のような藍色のような色をした田沢湖も眺めていくとさらに楽しめます。

関連記事
ライタープロフィール

ヒットさん/女性/年齢:20代/東京都在住、ウインタースポーツ・モータースポーツが好きな20代女子です。粉物の食べ物や、スイーツが好きで良く食べに行きます。お酒にも目がないのでいろんな銘柄・種類に挑戦中です。