自然を楽しむアウトドア
地球って素晴らしい。自然と一体になる特別な体験。

秋田駒ケ岳/高山植物が見たいならこの山vol.2

2010/06/07

秋田の駒ケ岳に登ったときのことです。家を出発し、登山シーズンがピークに差し掛かると交通規制がかかるため、定時のシャトルバスが運行しているアルパこまくさに車を停めて、バスに乗り込みます。シャトルバスはバスがギリギリ通れるくらいの幅しかない曲がりくねった道を、すばらしい運転テクニックで進み8合目の山小屋があるところまで連れて行ってくれます。ただ、すごい曲がりくねった道をガンガン進んでいくため乗り物酔いしやすい人はかなり注意が必要です。案の定、私は完全に酔ってしまいブルー気分で登山開始です。

登り始めてすぐに、花も草も木も何も生えていない岩肌だけのところに出ました。高山植物が有名だと登る前に聞いていたので、こんなところもあるのだと驚きましたが、火山である駒ケ岳を象徴している場所のように感じました。

少し急な道を登り終えると、ハクサンシャジンの群生やどんどん高山植物が増えていきます。そこからの道はでっかいカメラを持って高山植物をバシャバシャ撮影している人にたくさん出会います。ちっちゃいデジタルカメラで高山植物を撮影しているのがちょっと申し訳なく思いつつ、写真に花を収めながら進んでいくと阿弥陀池と非難小屋がある広い原っぱに出ました。

そこから、山が2種類に分かれるため男岳に登るか女岳に登るのか家族会議です。ふと、山の上のほうを見てみると男岳は晴れていましたが、阿弥陀池を挟んで反対側にある女岳の方は山頂に雲がかかっていました。同じ山なのに不思議なものです。とりあえず、晴れている男岳に登る事に決めました。男岳は離れてみると緑があって自然豊かに見えましたが、登ってみると山道はでっかい岩が積み重なって出来た道のためかなり足場が悪いところもあり、お年寄りの団体で来ている人たちは皆、女岳を登っていくので何でだろうと思っていましたが、この足場の悪さのせいだということに気がつきました。なんとか、1時間ほどで登り終え男岳の頂上で昼食をとります。なんで、山に登って食べるおにぎりとかきゅうりの浅漬けってあんなに美味しいんだろうか不思議でたまりません。ガスコンロを持っていってお湯を沸かし作るカップラーメンなんかは、行列ができる名店のラーメンに負けないほど美味しくなります。山に行くと、なんでも食べ物が美味しく感じられ食べ過ぎてしまうため、ダイエットに全くならないのが少し残念です。

秋田駒ケ岳は自然に癒され、凄く元気なお年寄りがたくさん登っているのでその方達から元気をいただき、麓には温泉がたくさんあるので登り終えたあとに温泉で体もリフレッシュできて、なんだか行きよりも帰りのほうが元気な気がします。パワーが欲しいときにでもまた行きたくなるような山でした。

関連記事
ライタープロフィール

ヒットさん/女性/年齢:20代/東京都在住、ウインタースポーツ・モータースポーツが好きな20代女子です。粉物の食べ物や、スイーツが好きで良く食べに行きます。お酒にも目がないのでいろんな銘柄・種類に挑戦中です。