女性一人旅で気をつけること
「女性一人で交通機関に乗るときには」「女性一人旅で食事をするときのコツ」「女性一人旅は危ない?」「女性一人旅で上手に友達を作るには」「女性一人旅から得られるもの」など女性一人旅で気をつけることを紹介します。

女性一人旅のときできる工夫

2018/02/27

安全上や、体力的になかなか大変な面のある女性一人旅ですが、現在はインターネットの力もあり、昔に比べると随分行動が楽になったと思います。

例えば危険なエリア、行かない方がいいエリアの情報を前もって調べておいて、GPS携帯の地図でそのエリアを把握しつつ歩けます。ホテルやホステルの予約も、数々の予約ウェブサイトで実際に泊まった人のレビューを見て、信用できる場所かチェックしてから予約することもできます。

それから、他の旅行者と一緒に行動して、彼らの力を借りるのもいいですね。一人旅の魅力は他の旅行者と出会い、交流することですが、3人寄れば文殊の知恵で、ひとりで行動するよりずっと安心で便利なものです。

例えば現地の言葉ができる旅行者と一緒に行動することになれば、断然トラブルが防げます。また、男性の道連れができれば、夜ひとりで外を歩く事態が防げ、何倍も安心です。利用するというと言葉が悪いですが、これも旅仲間のひとつのベネフィットです。

相手にしても、違う国から来た旅行者と出会えて面白い、ひとりで行動するよりも誰かと行動した方が楽しい、とある意味ベネフィットを求めてわたしたちと出会っているわけなので、どんどん旅仲間を見つけましょう。

また、部屋にかける大きめの南京錠を必ず持ち歩きましょう。これは宿泊先によりますが、特に途上国の安いホテルやホステルでは、部屋の鍵とは別に、南京錠をかける掛け金があるところが多いです。

コロンビアのボゴタで聞いた話ですが、一度ホステルに銃で武装した強盗が入り、従業員を縛り上げたあと、合鍵を奪って、部屋という部屋を強盗して回ったそうです。これは極端な例ですが、自分だけの鍵をかけておけば、誰かが合鍵で中に入ってくることはありません。

女性の場合は、部屋にいるときに誰かが中に入ってくると、金品だけでなく身の危険があるので、常に気をつけていたいところです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。